ところで、省エネ住宅というのは、どのようなものなのでしょうか。
性能が高い家を求めれば、当然のようにコストが高くなるものです。
国土交通省の試算では建築費用の4%にあたる87万円負担が増えるとしています。
省エネ効果で年間2万5千円の光熱費が節約できても、ローン返済と同じ35年かかります。
また、単純に断熱性を高めて、熱が逃げにくい高断熱の家をつくれば、省エネ住宅になると思いがちです。
確かに、高断熱であることはエネルギー消費を抑えることになりますが、それだけで省エネ住宅というわけにはいきません。
断熱性に加えて、上手なエネルギーの使い方もできて、はじめて省エネ住宅としての評価ができます。
先の原油換算値の目標にも似ていますが、家で使われているエネルギー量は、想像以上に断熱よりも、給湯・照明・動力に使われている量の方が多いのです。