【2026年最新】ナフサショックが住宅業界を直撃?これからの家づくりで絶対注意すべき対策をプロが解説
お役立ちコラム
「ウッドショックやアイアンショックに続き、今度は『ナフサショック』って聞いたけれど、これから建てるマイホームはどうなるの?」
今、家づくりを検討されている方や、すでに打ち合わせを進めている方の間で、このような不安の声が広がっています。中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の混乱などを背景に、2026年春以降、住宅資材の価格高騰や受注停止といったニュースが相次いでいるためです。
「もう少し待てば、価格は落ち着くのかな?」
「工期が遅れて、予定通りに引っ越せなくなったらどうしよう……」
結論から言うと、「安くなるのを待つ」というのはお勧めできません。
この記事では、ナフサショックの基礎知識から、住宅業界やマイホーム建築に及ぼすリアルな影響、そして静岡で注文住宅を手掛けるマルモホームが実践している「工期を遅らせないための対策」まで、分かりやすく解説します。

そもそも「ナフサショック」とは?なぜ家づくりに関係があるの?
「ナフサ」と聞いても、あまりピンとこない方が多いかもしれません。ナフサとは、原油を精製する過程で生まれる石油製品の一種で、プラスチックや合成樹脂、塗料、接着剤などの「石油化学製品」のすべての土台となる重要な原材料です。
日本はナフサの多くを中東からの輸入に頼っていますが、国際情勢の緊迫化により供給が逼迫し、価格が急騰。これが「ナフサショック」です。
現代の家は「石油由来の資材」の塊
「うちは木造住宅だから関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、実は現代の家づくりにおいて、石油由来の製品は至る所で使われています。
家の快適さを左右する発泡プラスチック系の断熱材
基礎や床下に通す塩化ビニール管やポリエチレン管
ユニットバスやキッチンの樹脂パーツ、天板
外壁や室内の塗料、クロス(壁紙)の接着剤、サッシのゴムパッキン
このように、家の「骨組み」が木であっても、「内装材」や「設備」の約6割を占める資材がナフサを原料としているため、住宅業界全体にダイレクトに影響が及んでいるのです。
ナフサショックが及ぼす住宅業界への具体的な影響
2026年4月以降、大手建材・設備メーカー各社から緊迫した発表が続いています。具体的には以下のような影響が現場に出始めています。
① 資材の大幅な値上げ
大手断熱材メーカーが製品価格を約40%引き上げ、塗料メーカーにいたっては建築用シンナーなどを最大75%〜80%値上げする動きが出ています。新築の建築費全体で見ると、100万〜150万円程度のコスト上昇リスクにつながると試算されています。
② ユニットバスなどの「新規受注停止」や「出荷制限」
原材料不足に伴い、大手設備メーカーがユニットバスの新規受注を一時停止したり、断熱材メーカーが過去の発注実績に応じた「出荷制限」をかけたりしています。これにより、現場にモノが届かず、上棟したのに工事がストップしてしまうというケースが全国の住宅会社で懸念されています。
※2026年5月時点:主要メーカーは受注を再開
③ 住宅ローン金利の上昇という「第二の壁」
さらに2026年は、日銀の政策金利引き上げに伴い、住宅ローンの変動金利・固定金利(フラット35など)も上昇局面にあります。「資材が高騰しているから、落ち着くまで時期を待とう」と先延ばしにしていると、「資材は下がらないまま、ローンの金利だけが上がって総支払額がさらに増えてしまった」という最悪のシナリオになりかねません。

マイホームを建てる人はどうすべき?注意したい3つのポイント
ナフサショックという先が読めない状況下で、これからマイホームを建てる方が失敗しないために、注意すべきポイントを3つにまとめました。
①「待てば安くなる」は通用しないと知る
過去の「ウッドショック」や「オイルショック」の歴史を振り返っても、一度上がってしまった建材価格や人件費が、元の水準まで下落したケースはほとんどありません。世界的なインフレや日本の構造的な課題を考えても、「今が一番安いタイミング」である可能性が高いと言えます。
② スケジュール(工期)に余裕を持つ
お風呂や断熱材の納期が遅れると、引き渡し時期が後ろにズレ込みます。現在のアパートの退去期限や、お子様の入学シーズンに合わせた引っ越しを計画している場合は、あらかじめ数ヶ月のゆとりを持ったスケジュールを住宅会社と組むことが大切です。
③ 住宅会社の「発注・調達の仕組み」を確認する
契約する住宅会社が、この資材不足に対してどのような具体策を取っているかを確認してください。「モノが届かないので着工できません」「引き渡しが半年伸びます」と言われてからでは手遅れです。
マルモホームの対策:遅れを出さない発注管理
静岡市を中心に家づくりを行うマルモホームでは、このナフサショック下においても、お客様の建築・竣工スケジュールに遅れが出ないよう対応しています。
一般的な方法とマルモホームの取り組みの違い
一般的な家づくりでは、間取りが決まった後、外装から内装、設備まですべての仕様を確定させ、最終的にまとめてメーカーへ発注を掛けるのが標準的な流れです。
しかし、現在のように資材の納期遅れが多発している状況でその方法を取ると、どこか一つの建材が届かないだけで、現場全体の工事が何ヶ月もストップしてしまうリスクがあります。
そこでマルモホームでは、仕様決めの進め方を見直しました。私たちは、「実際の施工スケジュール(どの工程で何が必要になるか)」と「資材ごとの納期遅れのリスク」の両面を考慮し、仕様の打ち合わせを行う順番を調整しています。
発注をかけて「列」に並ぶ
そして、仕様が決まったものから個別に、どんどんメーカーへ発注を確定させていきます。
一見するとシンプルな方法ですが、発注の手続きを何度も小分けに行い、現場とメーカーの進捗を常に細かく連携し続ける必要があるため、管理の面では決して簡単ではありません。
それでも、私たちはこの進め方を徹底しています。メーカー側に出荷制限や受注制限がかかっていても、早めに「発注の列」に並んでおくことで、工事が必要になるタイミングに合わせて確実に現場へ資材を届けることができます。
この確実な進行管理を行うことこそが、現在の難しい状況下において、工期を遅らせず、お客様へ予定通りにマイホームをお引き渡しするために最も重要な手段だと考えているからです。

不安な今だからこそ、まずはプロにご相談ください
2026年の家づくりは、ナフサショックによる資材高騰や、住宅ローン金利の変動、さらには新しい補助金制度(みらいエコ住宅2026事業)の活用など、個人で判断するには難しい要素がたくさん絡み合っています。
インターネットの情報だけで悩んでタイミングを逃してしまう前に、ぜひ一度マルモホームへお気軽にご相談ください。現在のリアルな資材状況や、予算内で理想を叶えるための資金計画など、丁寧にお伝えいたします。
家族のこれからの暮らしを守る一歩を、一緒に踏み出してみませんか?