ハイブリッド梁と集成梁の違い
現場ブログ
こんにちは。 マルモホ-ムの川口です。
先日、静岡市葵区山崎の現場で、建て方・上棟をむかえました。
今日、現場確認に行ったところ、外回りは足場とその養生ネットにかこまれ、建物本体はみえませんでしたが、内部に入り、写真に撮りました。
上棟して、まだ3日~4日後の状態ですが、上の写真は、リビングの吹抜けのとこです。
大きな間口を確保するために、大きな梁がかかっていますね。
そこで、その大きな梁を、よ~く見てみました。
その梁は、積層になっていて、集成材です。一般的に集成材というと、同じ樹種で重ねた材料になり、この現場の梁がそうでした。
この梁は、アカマツ(赤松)の積層でできています。
材種は一種類で構成された、集成なんですね~。
これにくらべ、もうひとつ積層材の梁として、ハイブリッド集成梁があります。
これは、材種が一種類でなく、2種類の材種で構成される材料になるのです。
例えば、米松材と杉材が重なった積層材とか、、異種混合されたのが、ハイブリッドなんですね~
ハイブリッド?? とは、、 ちょっと調べてみました。
【ハイブリッド(hybrid)の語源はラテン語の「hybrida」。もともと「イノブタ」を意味する語である。そこから、生物の掛け合わせによって生まれた動物(雑種)という意味に転じた。後に、異種の要素を組み合わせた製品を形容する語彙としても用いられるようになった。】
へぇ~ イノブタ・・ね、勉強になりました!!
赤松の集成梁以外は、米松の無垢である梁を使っています。
米松は粘りがあり、構造的な部分では、主要な材料ですね!!
でも、米松は、造作材として使われることがない・・見えない部分、での使用になります。
縁の下の力持ち。ってとこでしょうか・・・