完成邸撮影のこだわり|広報のひとりごと vol.10
スタッフブログ
こんにちは。マーケティング部の関です。
10月はお引渡しが続きまして、完成邸の写真撮影を5邸で行いました。
普段は外部のカメラマンさんにお願いすることもありますが、現場やカメラマンさんのスケジュールの都合上入っていただくのが難しい場合は社内で撮影を行っています。
私はもともと映像の畑出身ですので、カメラや編集作業については知識がありましたが、スチールと呼ばれるいわゆる静止画の撮影はマルモホームに入って初めて経験しました。
さらに建築写真はスチール撮影の中でも特殊な部類なので、最初のころはとにかく勉強と実践を繰り返していたのを覚えています。


私が完成邸の写真撮影で意識していることは大きく分けて4つ。
- お施主様や弊社担当者が何を意識し、どんなこだわりをもって作ったか
- お客様が見て魅力を感じ、暮らしをイメージできるか
- 弊社のコンサルやインテリアコーディネーターがお客様への説明で使いやすいか
- SNS(主にInstagram)で活用しやすいか
例えば、よくSNSに流れてくるルームツアーのように動画で撮影すれば動線をわかりやすく表現することができます。
しかし動画は使用できる媒体が限られていたり、拘束時間が長かったりとメリットばかりではありません。
だからこそ1枚でイメージが湧くような写真を撮れたらいいよね、なんてことを考えながら撮影しています。
また建築写真の撮影には王道のセオリー的なものがあったりします。
わかりやすいところで言うと「水平垂直」が基本だったりとか「超広角」の焦点距離が一般的に使用されていたりとか。
この辺りのセオリーが本当にベストなのかを検討しながら1枚1枚と向き合っています。
ちなみに超広角での撮影は「実際に見える景色とは乖離している」との否定的な考え方がありますが、個人的には「別にええやろ」派です。
この件は実例も交えながらいつかお話ししたいなと思っています。


弊社の撮影では、同じくマーケティング部の中村さんと画角や光の具合など、一緒に確認しながら細かく調節して撮影しています。
またカメラマンさんの写真や他社さんの施工例写真を見て、良いところは取り入れるようにしています。やはり他の方が撮る写真には勉強できるところがいっぱいあります。
しかし自分が撮って編集する写真が一番好きなんですよね。親バカですね~~。
正直映える写真を撮るのであれば装飾を施すのがセオリーです。
しかし家具やインテリア雑貨が置いてあって映える写真が撮れるのは当たり前。
まっさらな状態の写真で「この家いいな」「この部分真似したいな」と思ってもらえるのが本来のデザイン住宅の在り方であり、カメラマンの腕の見せ所だと思います。


今後も撮影・編集・反省を繰り返し、より良い完成邸写真を残していけるように、そしてお客様に届けられるように努力を続けてまいります。
いつか愛用している機材紹介もできたらいいな~。