断熱性能で変わる暮らしの質と未来|静岡市で注文住宅を建てる方へ

断熱性能で変わる暮らしの質と未来|静岡市で注文住宅を建てる方へ

お役立ちコラム

「朝起きると、床が冷たくてつらい」「夏は冷房をつけても効きにくい」
そんな日々の不満やストレスを抱える方にこそ知ってほしいのが、“断熱性能”という住宅の見えないチカラ。

特に静岡市を含む中部地域は、昼夜の寒暖差が大きく、1年を通して快適な室内環境を保つためには、住宅の断熱性が大きなカギを握ります。

この記事では、これから家づくりを考えている方に向けて、断熱性能の基礎とその価値、具体的な対策までをわかりやすくお届けします。

日本は「断熱弱国」と言われる理由

日本の住宅は、世界と比べて断熱性能が低いと言われています。欧州では省エネ基準が法律で義務化されている国も多い一方、日本はようやく義務化の動きが始まったばかり。住宅の寿命や住み心地に直結するにもかかわらず、まだ一般には十分に浸透していないのが現状です。

たとえば、ドイツやスウェーデンなどでは、外気温が低くても室内は年間を通して20度前後に保たれています。これは高断熱・高気密な住宅性能の賜物です。一方、日本では「冬は寒いのが当たり前」「エアコンをたくさん使えばいい」といった意識が根強く、住環境の質が後回しにされてきた背景があります。

しかし現在、日本でもようやく断熱性能に対する関心が高まりつつあります。健康・光熱費・資産価値という観点から「断熱」は欠かせないキーワードになっています。

 

UA値とは?

UA値(外皮平均熱貫流率)は、住宅の断熱性能を数値で示す代表的な指標です。数値が小さいほど外部への熱の逃げが少なく、断熱性が高いことを意味します。

たとえば、静岡市・焼津市・藤枝市・吉田町は「7地域」、島田市は「6地域」に区分され、国の省エネ基準ではUA値0.87W/㎡・K以下が求められています。

しかし、高性能住宅を目指すならZEH基準(0.6以下)やHEAT20のG2基準(0.46以下)が視野に入ります。これは国の基準よりも約1.5〜2倍高い断熱性能であり、住まいの快適性に直結します。

また、UA値はただの数値ではなく、家族の健康や家計に直結する「暮らしの指標」とも言えるのです。

静岡県の地域区分図

引用:住宅・建築SDGs推進センター

 

地域区分ごとの断熱等性能等級におけるUA値

 

UA値を高めることで得られるメリット

  • 年間の光熱費を大きく削減(冷暖房効率の向上)
  • 部屋ごとの温度差を減らし、ヒートショックを予防
  • 結露やカビを防止し、住まいの寿命を延ばす
  • 室内の快適性アップで、体調管理も楽に
  • ZEH・HEAT20などの補助金対象になることも

断熱性能の向上は、家族の健康・経済性・住まいの資産価値という3つの観点で大きな効果を発揮します。

さらに、断熱性能が高まれば、エアコンの使用頻度も減り、環境負荷の軽減にも貢献できます。子ども世代の未来にもやさしい家づくりが可能です。

 

「断熱性能」を高める3つのポイント

1:断熱材の種類と施工品質

家を覆うように壁面、屋根(天井)、床下(基礎)に施工される断熱材には、グラスウールやウレタンフォームといった素材の違いや、シート状のものや発泡性のものなど施工方法の違いで様々な種類があります。

家が完成すると見えない部分になるので、構造見学会など建築途中の家が見られるイベントに参加することもおすすめです。

発泡ウレタン吹付断熱の施工中の様子

 

2:窓のガラス・サッシ選び

サッシはアルミ・アルミ樹脂複合・樹脂に分類され、ガラスは単板・複層・トリプル複層などの種類があります。また、Low-eと呼ばれる特殊金属膜をコーティングしたものや、熱伝導率の低いガスを充填したガラスなどもあります。

窓からの熱損失は全体の50%近くを占めることも…。コストと相談しながら、自分たちに必要なガラス・サッシを選ぶことが重要です。

Low-E複層ガラスと樹脂サッシの断熱窓構造

引用:YKK AP

 

3:計画換気システムの導入

給気・排気に機械を用いるかどうかで大きく第1種換気~第3種換気に分類されます。

第1種換気システムを採用すれば、外気温の影響を抑えながら効率的な換気と熱交換が可能になります。しかしイニシャルコストやランニングコストがかかることや、メンテナンス回数が多くなってしまうデメリットもあります。

引用:日本住環境株式会社

 

マルモホームの取り組み

マルモホームでは、すべての注文住宅でUA値のシミュレーションを行い、設計初期から断熱性能にこだわった住まいづくりを行っています。

  • 発泡性ウレタンの吹付断熱を標準採用
  • UA値の実測をもとにした設計
  • お客様のご要望にあわせて、断熱性能のアップグレードが可能

また、性能とデザインの両立を重視し、見た目だけでなく「中身の強さ」にもこだわっています。

建てた後の光熱費や室内環境に後悔しないためにも、見えない部分こそ丁寧に。そんな思いを込めて、一棟一棟の家づくりに取り組んでいます。

断熱性能にこだわる家づくりの打合せ風景

 

まとめ|快適さと健康を作る「断熱性能」という土台

「冬でも裸足で歩ける床」「エアコン1台で家中が快適」「子どもが風邪をひきにくくなった」 そんな毎日の安心を、家の性能が支えています。

静岡市や周辺地域で家を建てるなら、デザインや間取りと同じくらい“住宅性能”にこだわってみませんか?

長く安心して暮らせる家、家族がずっと健康でいられる家をつくるために、ぜひ私たちと一緒に、性能から考える家づくりを始めましょう。

高断熱住宅で快適に暮らす家族の様子

 

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