こんにちは、営業部の寺田です。
連日、横浜市のマンション地盤補強工事の問題について報道されています。
近年の建設業界は、建物の根幹に関わるデータ偽装や改ざんなど悪しき問題が、定期的に発覚しています。
数年前も、ある設計事務所がマンションの耐震偽装で世間を騒がせたことも記憶に新しいことです。
今回は、地盤調査時のデータを転用したことで、一部の杭が支持層まで達していないく、建物が傾いたというあるまじき事件です。
私たちが手掛ける戸建て住宅も、地盤調査・地盤改良工事を行っています。
一般的には、スウェーデン式サウンディング試験(SWS)という調査方法を採用している住宅会社が多いと思います。
これは1976年にJIS規格に制定された試験で、建物の四隅と中央にロッドを垂直に突き刺し地盤の固さや支持層の深度を測定します。
このSWS試験の判定に適した地盤補強を実施すると、建物の不同沈下に対して10年間の保証が得られます。
最近では、SWS試験に加え地盤の強度だけでなく土の成分や性質を分析するSDS試験(スクリュードライバーサウンディング試験)も実施されています。SDS試験は、より的確な地盤強度判定ができるため、不同沈下に対し20年の保証が得られます。
さらにメリットとして、SWS試験では地盤強度や支持層の深度だけで補強工事のレベルを判断していましたが、SDS試験では土質判定を行うことで、より正確な補強レベルを決定するため、無駄な改良工事がなくなり、コスト面でも安心です。
マルモホームでは、数年前からSDS試験を採用しています。
特に静岡市内は、地盤に不安要素がある地域が多く、改良工事予算も大きくなるケースが多々あります。
より正確な地盤調査と的確な改良工事、長期保証で、施主様に安心して暮らしていただきたいと思います。
不透明なことが多い業界です。できるだけ解りやすく説明し、さらに品質向上に努めていきます。
⇒マルモホームの保証はこちら
SDS試験、地盤補強工事について
マルモホームの住宅は、土質解析の地盤調査「SDS試験」を全棟実施しています。さらに液状化被害想定地域では、水位調査も推奨しています。
SDS試験は、従来のSWS試験に比べ、正確な土質判定ができます。的確な改良工事が可能になる他、推測による不必要な補強工事を避け、無駄なコストをなくします。