家づくり小噺

耐震住宅の作り方③

みなさん、こんにちは!

前回は、地震に強い家を作るには、強い壁とその作り方が重要だというお話をしました。

今日はその「耐震住宅の作り方②」に続き、その③をお送りします。

壁倍率と耐震等級

耐震等級

「耐震等級1」とは、「人の命を守るために倒壊を免れる」程度の耐久性がある家、というレベルです。

熊本地震のように連続して強い地震が起きると、すでに耐震等級1では足りないといわれ始めています。

そして現実に被害現場の声を聞くと、耐震等級の差は歴然としています。

それは家族の命を守るだけの差ではありません。

被災後、倒壊していなくても大破し、自宅に戻れず避難生活を余儀なくされる可能性があります。

一方、1.5倍の強度がある耐震等級3の家では、被災後に自宅に戻ることができています。

避難生活が長く続けば、地震の直接的な被害よりもむしろ避難生活が辛いと感じることもあります。

また、建替えの費用を考えても、大きな負担となります。

これらの状況から、耐震等級3を前提に考えておくことが求められるようになりました。

そのためには、壁倍率の高い強い壁も不可欠です。

構造計算とバランス

バランス

これまでの簡易の壁量計算はN値法といって、

建築基準法で定められた構造計算ではありません。

安全率を考慮して、壁倍率は最大5.0倍までとされています。

ただし、長期優良住宅などの申請では、このN値法の壁量計算も正式に認められています。

さらに、建物の強度を求めるためには、許容応力度計算などの構造計算が必要です。

この場合には、壁倍率7.0倍までが認められています。

こうした精造計算では、壁の量だけではなく、

建物全体の強度のバランスがより厳しく求められます。

耐震設計

どんなに壁量が足りていても、片側に偏っていると、ねじれるようにして倒れてしまうのです。

そのためには、東西南北それぞれに均等に壁を配置することが大切です。

構造計算上では、偏心率として計算され、0.15以下が基準になります。

新築はもちろん既存住宅の耐震補強でも、こうしたバランスのとれた耐震設計を行なうことは、

家族の命や生活を地震から守る大切な手立てです。

もちろん難しい計算やバランスは、プロに任せなければわかるものではありません。

それでも最終的には、壁の量とバランスさえチェックしておけば、それなりの強度を確認できます。

できれば耐震等級3がおすすめです。

この編集の間にも、桜島が噴火し、群馬、大阪と大きな地震が起きています。

いつ起きるかわからない地震から家族の命と財産を守るためには、

必ず確認しておきたいポイン卜ですね。


出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

耐震住宅の作り方②

みなさん、こんにちは!

前回は、日本は世界のなかでも地震の起きやすい場所にあり、

家づくりも耐震基準に従うことが大事、というお話をしました。

今日はその「耐震住宅の作り方①」に続き、その②をお送りします。

どんな家が地震に強いか

耐震住宅の作り方

「耐震基準」、聞いたことはあっても実際どんなものか、知っていますか?

構造計算となると専門的で複雑な計算式もあって難しいものですが、

ポイントをつかめば誰でもわかる単純なところもあるんです。

たとえば、被災地で見かける倒壊した家の写真などを見ると、

壊れ方に共通点があることがわかります。

耐震住宅の作り方

じつは、2階が崩れ落ちることはまれで、多くは1階が潰れて倒れているんです。

家は、簡単に言ってしまえば、普通に建っている時には重力に耐えられれば十分です。

しかし、地震の時は揺れによって横からも力が加わります。

この横から押される力に対しては、柱だけでは倒れてしまいますが

壁があると壊れにくくなります。

つまり単純に、壁があれば地震に強い建物ができるのです。

ただし、地震力に耐えられるだけの強さがある耐力壁でなければいけません。

そして、どれくらいの量の耐力壁があれば良いかということが次の図表のように定められています。

数値は1平方メートルの床面積あたりに、何センチ分の壁が必要であるか定められたものです。

耐力壁

これを見ると、建築基準法よりも品確法(住宅の品質確保の促進に関する法律)の方が、

あるいは軽い屋根よりも瓦などを載せた重い屋根の方が数値が大きくなっています。

数値が大きいほど、壁の量が必要です。

これはたとえば次のような計算になります。

1階部分の面積が、100の㎡の場合(軽い屋恨)
100㎡ x 36cm = 3600cm = 36m

しかも、地震は方位に関係なく揺れるので東西方向と南北方向それぞれに、36m分の壁が必要となります。

床面積が100㎡の家が仮に正方形なら、一辺は10mです。

まったく窓をなくして全部壁にしても、外壁だけでは20m分にしかなりません。

単純な壁の長さだけの計算では、「地震に強い家」というのは実現できません。

そこで、耐力壁には壁倍率という、仕様によって違う壁の強さが設定されています。

壁倍率と耐震等級

筋交い

一般的には、厚さ15mmの筋交いが基準となる壁倍率は1.0倍と考えられていて、

この厚さを45mmにすると、壁倍率は2.0倍になります。

壁の強さが倍になれば、壁の長さは半分ですみます。

先の100㎡の家であれば、18m分の壁で良いということです。

外側に合板などの面材が張られている現場も多く見かけます。

たとえば7.5mm以上の合板を所定の釘で張ると、2.5倍の壁倍率になります。

同様に計算すると、先の家では15m弱の壁が必要です。

筋交いを太くし、合板を厚くする、あるいは組み合わせることで、

さらに壁倍率を高くすることができます。

たとえば壁倍率が5.0倍になれば、耐力壁は7m強あれば壁の量が足りることになります。

これであれば、快適で魅力的な窓を設置しても十分に強度のある建物が実現できます。

つまり、耐力壁のつくり方が、家の快適さとも直結しているのです。

ところがこの基準通りでは、最低限の壁の量であり、品確法の耐震等級1に相当します。

さらに高い等級では、下表の基準が定められています。

耐震等級


出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

耐震住宅の作り方①


みなさん、こんにちは!

静岡でいつか来ると言われている地震。

みなさんは何か「地震対策」していますか?

今回は、「耐震住宅の作り方」について書いていきたいと思います。

地震は、他のどの災害よりも、いつ起きるかわからないのが怖いですよね。

しかも、たった一瞬で家族を失ってしまう心配まであります。

家づくりをするときには、住まいの地震対策はどのように準備しておけば良いのでしょうか。

日本の地震

耐震住宅の作り方

多くの地震が繰り返されてきた日本。

最近、なんとなく地震が多くなった…と感じている人も多いのではないでしょうか。

そんな方には、政府が発表しているこんな数値を知るとちょっと驚きますよ。

世界の陸地の400分の1しかない日本で、世界で起きているマグニチュード6以上の地震の、

なんと5分の1が発生しているというのです。

単純な確率で考えれば、日本は80倍も地震に会う可能性があるということです。

どうですか?驚くのと同時に、とても怖い数値ですよね…!

日本を訪れる外国人の中には、旅行中に始めて地震にあうという人も少なからずいるようです。

耐震住宅の作り方

発生している地震の震源地は海洋部(海底)にあるケースも多いので、

これはほんとうに大まかな単純計算ですが、

でも、海底の地震でも現実に揺れているので、まんざら間違い…ともいえません。

静岡に生まれ育った方なら小学生の時から何度も聞かされていると思いますが、

日本は地球規模のプレートのつなぎ目にあるから地震が起きると言われていますよね。

それに加えて、最近のニュースでは火山の噴火もよく見かけます。

ハワイのキラウエア火山の溶岩は海まで達し、グアテマラの火山では街が飲み込まれるという被害がありました。

日本でも御獄山の噴火で犠牲者がでて、草津白根山、宮崎新燃岳、そして西ノ島…と続きましたね。

地震と同様に、世界の火山の14分の1が日本にあるというのですから、これも安心はできません。

とにかく確かなのは、私たち日本人は地震の巣窟の上に暮らしているということです。

世界で一番厳しい基準

耐震住宅の作り方

古くからあるお寺や神社などの木造建造物で、地震にも負けず残っているものがありますが、

じつは、その強度については完全に解析できているわけではないんです。

それを考えると、地震対策も簡単ではないということが分かりますね。

でも、たとえ解明できていなくても、新しく建てられる家には、なんらかの基準が必要不可欠です。

専門家の英知を尽くして、国で定められているのが現代の耐震基準です。

その耐震基準も、大きな地震がおきて被害があるたびに、より厳しいものへと改訂されてきました。

耐震基準が大きく変わった転換点は、1981年。

もっとも近いのは2000年6月に定められた基準です。

つまり、築20年以上の家は現在の耐震基準には合致していないということでもあります。

耐震住宅の作り方

この基準によって、どれほど住宅が強くなったかは、

たとえば現実に起きた熊本地震の被害の結果から知ることができます。

1981年以前の住宅では50%が倒壊や大破となります。

ところが1981年以降では80%がほぼ被害を受けず、2000年以降となると半数以上が無被害でした。

しかし逆に考えると、1981年以前の建物でも、半数は倒壊や大破をのがれ、

2000年の最新の基準でも7%の家では倒壊しているということです。

まだ、想定外の地震に対しては完壁な基準とはいえないのかも知れません。

それでも、現在の日本の耐震基準は、世界の中でも最も厳しい基準です。

家族を守る家づくりを考えるのであれば、まずは「耐震基準に従うこと」が大事といえます。




出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

古民家の再生と魅力③

みなさん、こんにちは!

前回は、リノベーションの人気で中古マンションの販売戸数が伸びてきている!というお話をしました。

今日はその「古民家の再生と魅力その②」に続き、その③をお送りします。

古民家だからできること

「古民家のリノベーション」というと、けっこう大がかりな工事のイメージを持たれるかもしれません。

でも、断熱と耐震補強の工事ができれば、壁紙や水回りを新しくするリフォームと実はそう違わないんです。

むしろ古民家こそ、リノベーションに向いているかも。

古民家と呼ばれるような家は、間取りが単純な構造をしていたりします。

和室の続き間や広縁があるような家は、間取りが「田」の字のように組まれていて、柱の配置も碁盤の目のように規則正しく一列に配置されているんです。

リノベーションで今までと間取りを変えたい!といった場合には、骨組みの状態(スケルトン)が単純な構造であるほうが、いろいろな応用ができるので自由度が高いですよね。

逆に現代の家では、耐力となる壁や梁があちこち複雑に配置された間取りのために、新しい家として生まれ変わるのが難しくなってしまったものも多いです。

またコストを下げるために、材料を細くして細かい梁や柱を乱立させた家も、大規模なリノベーションには向きません。

和室

これはそのまま、中古住宅を探す時のポイントになります!

なかなか見えにくい点ですが、外壁や屋根の形が複雑であればあるほど、リノベーションしにくい傾向があるといえます。

純粋な古民家の多くは、技術的に難しかったということもあって、四角形をつなげたような単純な形をしているものがほとんどです。

新築を考えるときは「自由設計」といわれて間取りばかりに気を取られがち。

でも、長く快適に暮らすためには、しっかり柱や梁の配置を考えておくことがとっても大事です。

こうしてみると、将来の子や孫たちがリノベーションして使いやすくする場合、あるいは家を売ることになった場合にも、価値のある住宅となるポイントが古民家の中にあるといえますね。

古民家の改修工事

古民家

省工ネや耐震補強の工事に対しては、国の補助金などもあります。

特に40歳以下の世代には、中古の戸建て住宅を購入しリノベーションしやすいよう、「住宅ストック循環支援事業制度」という制度もあります。

新築を検討するのと同時に、既存住宅の流通を調べることも、大事な時代になってきました。

最後に、最も大事なポイント。

それは、古民家再生や既存住宅改修(リフォーム、リノベーション)を行なっている指定の企業をしっかり選ぶことです。

調べてみると、こういった仕事をしているのは、地元の工務店や設計事務所が多いと思います。

地元の会社は、木造住宅のプ口として地域の大事な財産である古民家を守っているんですね。

もちろん、新築住宅の工事も得意としています。

地元の工務店や設計事務所は、その地域をないがしろにしては継続的に残って行くことも難しい立場にいます。

だからこそ、どんなに住宅市場が変わり、あるいはネット社会になっても、大手メーカーがシェアを広げられないままなのです。

新築を検討中でも、ちょっと立ち止まってみてください!

古民家や中古住宅を調べることを含めて、地域に根ざした工務店や設計事務所に一度相談をしてみてはいかがでしょうか。


出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

古民家の再生と魅力②

みなさん、こんにちは!

前回は、リノベーションの人気で中古マンションの販売戸数が伸びてきている!というお話をしました。

今日はその「古民家の再生と魅力その①」に続き、その②をお送りします。

古民家再生の魅力

中古マンションでよく行われるリノベーション。

戸建て住宅でも、うまくすればリノベーションですっかり生まれ変わることができるんです!

その良い例が、古民家再生。

築100年以上経った古い民家も、現代の生活にあった居心地よい素敵な住まいになります。

また、マンションとは違って、古民家の再生は「古い」ことの良さが残せるのが魅力です。

日本の伝統住宅の雰囲気を残して、予約の殺到する民泊ホテルに生まれ変わっているところもたくさんありますよね。

こうやって、昔ながらの日本住宅の良さを発見するのは、日本人ではなく何故かアメリ力やドイツなど海外の人であることも不思議…。

日本伝統の木造技術では、アテ材という曲がった木を上手に生かしながら建てている家があります。

見方によっては、世界でも珍しい、見栄えのする家になるんですね。
古民家の梁

直射日光や雨風にさらされず、人の暮らしの中で、ゆっくりと乾燥され、いぶされて風味を増した木材はとっても貴重なものなんです。

塗装や加工で表面は似せられても、同じものはできるものではありません。

木材にできる干割れも、匠の技で想定して加工されているからこそ、100年を超えても建ち続けることができるんです。

逆に、木材の収縮や歪みを利用してしっかりと組み合わさって建てられているため、ー度解体すると二度と組み合わせることができないほどなんだそうです。

また、再生されない古民家の木材は、古材としても使われています。

古材を活かしたインテリアは、サスティナブル(循環型)デザインとして、欧米でも根強い人気があるんです。

こうした古びた木材は、ホコリを払うだけではなく、表面を洗い、磨くことで、さらに魅力的になります。

安心して使うことができるのはもちろんのことです。

古民家再生の技術

古民家の再生

古民家を再生したい!と思うのは、男性、女性どちらのほうが多いのでしょうか。

じつは、女性の方が多いといわれています。

親や自分が育ってきた家を、ずっと残して欲しいと願うのだそうです。

その反面、家の快適さに敏感なのも女性です。

たとえ古くて価値が高くても、寒くて使いにくいまま、家を残したいと思っているわけではありません。

古民家再生では、暮らし方を変えるだけではなく、家の性能を向上させる技術も必要となってきます。

マンションでは性能に関わる共有部分を扱うことができません。

ここが、戸建て住宅のリノベーションと大きく異なるポイントです。

家の性能を良くする

リノベーションの際に向上させたい家の性能は、主に二つ。

ずばり、耐震性と断熱性です。

現在の耐震の基準、いつから始まったかご存知ですか?

答えは平成12年。省エネの基準は平成25年に施行されました。

これ以前の建物は古民家ではなくても、現在の耐震の基準値には適合していない可能性があるんです。

でもご心配なく…耐震性や省エネ性をアップさせる方法はいくらでもあります。

・新しい壁の中には断熱材を充填、屋根や床下にも同様に断熱材を入れる。

・断熱性能を高めるのに肝心な開口部に、新しいサッシを取り付け。


簡単にいうと、断熱性能はこうすることで高くなります。

最近のサッシは、断熱の枠やガラスの選択肢などバリエーシヨンも多く、性能はとっても向上しています。

見た目は変わらない古民家のままで現代住宅とおなじくらいの寒さや暑さ対策のできた家に生まれ変わるんです。

基礎イメージ

また、耐震性をアップさせるのも、補強する設計と工事にいろいろな方法があります。

新築とは別に、耐震改修が進めやすいような基準も考えられています。

たとえば、地震への強度は、基本的には壁の量で決められています。より強い壁を作れば、壁の量も調節できます。

地震対策に必要な壁の量を計算してから補強をすれば、現在の基準に合った強度の家にすることができます。

壁の補強よりも問題なのは、「基礎の補強」です。

古民家は基礎がない家も多くあり、家をまるごとジャッキアップして基礎を作る方法がとられることがあります。

でも、最近ではこれも決して特殊なことではなくなってきています。


古民家の再生③へ続く…

出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

古民家の再生と魅力①

みなさん、こんにちは!

まだまだ風は冷たいですが、日差しのあたたかい日があるとホッとしますね~

今日から3回ほどに分けて、「古民家の再生」についてお話ししたいと思います!

既存住宅流通の時代

今、新築よりも中古物件に人気があるって知ってました?

おととし2016年、首都圏のマンション市場では、なんと新築の販売戸数よりも中古の成約戸数の方が多くなったのです!

その傾向は2017年も続き、今後もより上昇していくものと思われます。

いよいよ、日本も既存の住宅が生かされる時代へと突入したようですね。


中古住宅イメージ

欧米では、じつは既存住宅の流通の方が市場は大きいようです。

アメリ力やイギリスではなんと80%を超えているそう。ほとんどが既存住宅ですね!

家は不動産で、動かせない財産のように思いますが、ほんとうは流通によって自自に動かせる財産なんです。

と同時に、古い家ほど価値が高くなるといわれています。

設備や性能は時間がたてば劣化してしまうものですが、取り換えることができれば解決しますよね。

また、中古住宅に人気があるとはいっても、新築も一定数建てられています。

でも、こういう中古物件の流通が盛んになっているからこそ、新築の建て方にも影響があり、参考になることがあるんですよ。

マンションの損得

さて、日本では、この現象はまず首都圏のマンションから始まりました。

マンションを買う際の評価条件は戸建て住宅!こ比べると比較的単純なので、買う人にとっても判断しやすいのでしょう。

特に周りにも物件数が多い首都圏では、条件をたくさんの候補から比べることができます。

ところで、流通しているマンションの価格の決め方を知ってますか?

実際に取り引きされている売買価格の事例を参考にして決められているんですよ。

利便性・築年数・面積、などの条件がわかれば、価格で比較ができて、ある程度判断ができるようになります。

マンションイメージ

そんな周辺の市場の中で新築マンションがあると、価格が割高に感じられるでしょう。

というのも、新築マンションでは周辺の相場で価格が決まるわけではないからなんです。

土地の仕入れ値と建設工事費、さらに色々な経費を加えて価格が決められているんです。

最後の販売経費が、重い負担になり価格に反映されてしまうのです。

こうした新築マンションの割高感を、消費者も気づき始めているんだと思います。

また、中古のマンションを買っても、じつはリノベーションで快適な空間になる!ということが、広く知られてきたことも大きな要因になっているようです。

マンションの場合、共有部分であるバルコニーや玄関前の廊下などなど…には手を加えることはできません。

でも専有部分である室内は、不要な壁や設備を取り払って一度からっぽのスケルトン状態にまで解体すれば、間取りもデザインも自由に作り直すことができます。

戸建よりもマンションの部屋の方が、基本の間取りがシンプルなぶん、リノベーションは考えやすいかもしれませんね。

その意味では、リフォームを大規模にしたリノペーション人気の時代が、マンションの流通を支えているといっても過言ではないでしょう。


古民家の再生②へ続く…

出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

本年もありがとうございました!


みなさん、こんばんは。

本日にて2017年は仕事納めになります。今年も大変お世話になりました。

みなさんはどんな1年でしたか?

来年もみなさんにとって良い1年となりますように…!


1月フェスタ


1月13日()と14日()の2日間でイベントを行っています。

桃園新春フェスタ!年明けから良いことあるかも?!

ぜひお越しください!



来年も”家づくり小噺”をお楽しみにー!

それではよいお年を…


『住まいと保険-安心して暮らすために-』その④

みなさん、こんにちは!

今年もあとわずか…!クリスマスも終わって更に年末感が出てきましたねー。

さて、前々回は”住宅そのものに関する保険”、前回は”住宅の工事や保証に関する保険についてお話しました。

今回は保険話のラストで”住宅ローンに関する保険”についてです。


③住宅ローンに関する保険としては、火災保険が住宅ローンにセットされているように、フラット35以外では通常は生命保険が付随しています。

住宅ローンの生命保険は団体信用生命保険と呼ばれています。

生命保険がセットされているのは日本の住宅ローンの特徴といえますね。貯蓄の傾向が強い日本人にとって、大きな借り入れに対する返済の不安を、生命保険による保障で和らげようとしているのかもしれませんね。

住宅ローンの生命保険に入っていれば、いざという時には住居費の負担がほとんどなくなります。

一方借家に住み、3000万円の生命保険をかけていることを考えたら、事故があった翌月から家賃負担をしながら生活費を得なければなりません。

さらに10~20年後の将来の事故を考えると、なおさら不安になりませんか?

日本では何かしらの生命保険に入っている人は多いはずです。

生命保険の種類や特約などの組合せは多く複雑で、保険料を単純に比較することは簡単ではありませんが、住宅ローンの団体信用生命保険をいちばん基本となる生命保険として考えることをおすすめします。

リフォームや新築を検討している時は、生命保険を見直す絶好のチャンスです。

ローン期間や金額と保険料を比較しながら既存の生命保険を見直すことで、住宅ローンの返済に回せる資金の余裕が生まれることも良くある話しです。

重ねて、住宅ローンの団体信用生命保険を最初の核となる生命保険として考えることをおすすめします。

出展:おうちのはなし『住まいと保険-安心して暮らすために-』より

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『住まいと保険-安心して暮らすために-』その③

みなさん、メリークリスマス!

今日はクリスマスですね!いかがお過ごしでしょう。

年末で追い込み時期かとは思いますが、頑張って早いところ仕事を切り上げて、どんどん帰りましょう!

さて前回は①住宅そのものに関する保険でおはなしが終わっていましたね。

今回はそのつづきからです。


②住宅の工事に起因する故障やキズなどは、保険ではなく保証の対象
です。

このような不具合のことを瑕疵(かし)といいます。

民法上の瑕疵に対する責任は1年ですが、住宅のような耐久財に対しては「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で構造耐力上主要な部分及び雨水の侵入に関しては10年間の瑕疵担保責任が定められました。

全ての建設会社が、全てのお客様に保証しなければならない、ということです。

さらに「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」がのちに成立し、保証工事ができるような資金確保も義務付けられています。

建設会社の不履行判決が確定したり、倒産したりした時にも保証ができる仕組みが整備されているのです。

この資金確保に関しては、棟数に応じて供託金を預ける仕組みと、住宅瑕疵担保責任保険によるものがあります。

いずれも施主の大切な住宅を保証するものであり、検査等の業務以外で扱っているのは多くが保険商品です。

10年間の住宅瑕疵担保責任保険の保険料は、5~8万円ほどで、建設会社は経費として負担しています。


構造耐力や雨漏り以外の工事は、職人さんの技術で改修できることが多いので、考え方次第では保証は難しいことではないかもしれません。

ただ近年の住宅には多くの設備機器が採用されてて、これらの機器の故障も多く、建設会社では簡単に直せないものがあります。

しかもメーカー側もちゃんと保証期間というのを定めています。

そこで保証料を払うことでメーカー保証を最大10年まで延長し無償で修理してくれる延長保証サービスもあります。

10年て…!すごくないですか?

10年までは確実に使用することができるので、安心を得ることができますね。

その③へつづく…

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『住まいと保険-安心して暮らすために-』その②

みなさん、こんにちは!

昼間は一時期より少し気温が上がり、過ごしやすい日が続いてますね。

これからが”冬本番!”なのに、早く暖かい季節になってほしいと願うばかりです。

さて前回は、「ほしょう-保障・補償・保証-」についてざっくりおはなししましたね。

今回はもっと具体的におはなししていきたいと思います。

住まいの保険


住まいに関する保険や保証には、さまざまなものがあります。

直接関係する目に見える保険もあれば、消費者が知らない間に活用されている保険もあります。

また、住宅ローンを利用するために必要となる保険もあります。

いずれにしても、すべての費用は最終的にはお施主様が負担をして成り立っているものです。

①住宅そのものに関する保険

②住宅の工事や保証に関する保険


③住宅ローンに関する保険

①住宅そのものに閧する保険で、代表的なものといえば火災保険や地震保険ですね。

火災や地震被害に対して補償される、損害保険の一種です。

火災保険

基本的には任意でかける保険ですが、新築やリフォームで住宅ローンを組む場合、特約火災保険がセットになっていることが通常です。

一般の火災保険よりも支払い範囲は広く、保険料も割安になっています。

ただしローン期間が終了すると同時に、火災保険も終わりますのでローン完済後には改めて火災保険に入り直すことをお忘れなく。

保険料は対象となる住宅によって違います。

:::高くなる:::

面積が大きい
補償期間が長い
ローン金額が大きい



:::安くなる:::

建物が構造的に燃えにくい対処がしてある
(準耐火建築物や省令準耐火建築物など)



地震保険

住宅ローンとセットになった特約火災保険でも、地震や津波に対しては対象外となります。

このため地震に対する損害補償を求める時には、地震保険に加入する必要があります。

たとえば震災が起因する火災の場合も、地震保険に入っていなければ補償されません。

地震保険の保険料は、火災保険と同様に建物の構造により変わりますが、地震の頻度による地域によっても保険料が変わります。

その他に家の損害保険には家財保険をはじめ、水漏れや水災、さらには盗難などの保険があります。

心配があれば保険料を考え、任意に選ぶことに越したことはないでしょう。

その③へつづく…

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