木材の壁への張り方、いろいろあります。

こんばんは建築部塚本です。

今日は木材の壁への張り方について書きます。

木材を壁に張るこの作業を建築業界では羽目板張りと呼びます。(羽目とは『填める』という語源からきている説があります。)

板を平らに張るということが羽目板張りとお考えください。


羽目板の張り方
右の写真
画面の中央で張り方が違っているのがお分かりになりますでしょうか?
右:目透かし縦張り
左:矢羽張り
呼び方としてこう呼びます。

何が違うのか、張り方を変えているのは敢えてお見せするためです。
目透かし縦張り
目透かし縦張り。
羽目板材を縦方向に並べて張る張り方です。
板に加工がしてあり画像では分かりづらいのですが板と板の間に溝があります。
本実(ほんざね)という加工です。
通常壁に木材を張るとこの張り方になります。
横方向に張る場合は横張りということになります。

P9303696_R
次に矢羽張り。
矢の羽根のように斜めに張っていく張り方です。
最近ではかっこよく『ヘリンボーン』という呼び方をされていたりします。
こちらは目透きなしの突き付け張りで施工しています。

ヘリンボーン・・・
骨?
ヘリン?の骨?

と疑問に思いましたので調べました。
ヘリン:にしん
魚のニシンのことです。
開きにした魚の骨の形状に似ていることからこの名称になっているようです。
何故ニシンなのかはわかりません。アジでもいいような・・・

矢羽張り張り方
矢羽張り、何が大変かというと張る手間がかかるということ・・・
1日作業していただいた結果。
矢羽張り張り方
1日半、2日目から2名での作業。
矢羽張り張り方
2日目の終わり頃。
ようやく終わりが見えてきた感じです。

斜めにカットし、更に削り付けて
また調整し、山と谷の芯合わせをして
またカットしと手間が尋常じゃなくかかります。

矢羽張り完成
矢羽張り完成した写真です。
手間が掛かった分素晴らしくキレイに仕上がっております。
お部屋のアクセントとしていいんじゃないかと思います。

矢羽張り完成 エイジング
さらにエイジング塗装を施しました。
木目の味がより一層出て面白い!と思います。
目透かし縦張りと矢羽張り。
2種類の張り方を見て頂きました。

実際に施工してあるのは
SBSリフォームプラザ内、RE住むリゾテア静岡店です。
お気になったお客様は実際に手に触れてご覧いただけます。

しかし・・・矢羽張りは大変です。
でも職人さんは楽しいって言って作業していただきました。
難しさに面白味がある仕事ってなんかいいですね。

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