『日本の木で家をつくる』その②
みなさん、こんにちは!
前回、「国も各自治体も様々な制度を用意して、地域の木材を活用する機会を増やそうとしている」というところでおはなしが終わっていましたね。
今日は日本の魅力的な木を少し紹介したいと思います。
ヒノキ
日本人が愛してきた木材の多くは針葉樹です。
そして針葉樹は導管がないことから光の反射率も倍近くあります。
きれいに仕上げれば光沢が出て白木の肌の美しさを楽しむことができます。
その代表格は、なんと言ってもヒノキです。
すっきりと通った木目や、肌合いを決める密度、色と光沢、さらには香りで選べば日本のヒノキにはかないません。
マツ
建材は主に二葉マツが使われています。
山地に生えるアカマツと毎岸に生えるクロマツがあります。
強度があるので、横架材として使われることが多いです。
スギ
スギもまた、日本人に大切にされてきた樹木のひとつです。
花粉症の方は、煩わしいことこの上ないかと思いますが…
海外では「日本の隠された財産」といわる程、日本を代表する樹木なんです。
天井板や建具など、さまざまな部位で建材として使われています。
食器や身近な材としても使われると同時に、建材としての高級さでは、ヒノキをはるかに凌ぐ材になります。
この他にも、さまざまな日本の木を利用することができます。
コウヤマキは、ヒノキ以上に風呂の材として適しています。
ケヤキは、縁甲板や床板としてよく使われます。
その他、ナラを始めとして、カバやクリなど数々の広葉樹が床材として使われています。
当社のリゾテアで使っておりますフローリングの床材でも、日本を代表する木々を使った物があります。
写真は「沢グリ」
重厚感のある色味で美しく仕上がってますねー。
このように日本の木をさりげなく使うことで、もしかしたら地球が生んだ奇跡の土地に住んでいる気持ちが少し味わえるかもしれませんよ?!
出展:おうちのはなし『日本の木で家をつくる』より