『住まいと保険-安心して暮らすために-』その①
みなさん、こんにちは!
世の中はクリスマス一色なムードになってきましたね!
街は音楽やイルミネーションで華やいでて、なんだか寒さも忘れて楽しい気分になります♪
さて、今回のテーマは住まいに関わる”保険”のおはなし。
住まいを手に入れれば、それでひと安心!と思いたいところですが、まだまだ不安なことはたくさんあります。
故障や事故などもしものことを考えると、保証や保険など万策を尽くしておかなければ…。
住まいづくりを進めるにあたり、いつ起こるかわからない地震や火災などの災害なども想定しておかなければなりません。
お家の仕様、つまり技術的な要素である耐震性や耐火性などは、事前に盛り込むことができること。
しかし、万が一の故障や事故など、予想外なことが起きることを考えると…心配の種はつきませんね。
そんな時に本当に安心できるのは、次のようなひと言ではないでしょうか。
「大丈夫!保証しますよ!」
この言葉を聞けば、確かに安心できますが…なかなか言葉は難しいものです。
「保証ですか?保障?補償?」
「保険とはどう違うの?」
住まいづくりが大きな投資であるだけに、どうしてもこの問題から逃れるわけにいきません。
そしてより安心を得るためには、保証や保険をうまく使いこなすことが大切です。
でも…こういうことって細かい決まりだったり、長文が載った書面だったり…で正直一番面倒。
きちんと理解するまでが大変ですよね…。
まず最初に、保証と保険はどう違うのでしょうか。
最も固い区分けは、保険業法に定められたものだけが保険です。
・内閣総理大臣の免許を受けた者
・生命保険と損害保険があり、同時に免許を受けることはできない
生命保険会社か損害保険会社との契約となりますが、どちらの保険も住まいづくりの中では深い関わりがあります。
この保険の中で、使われるのが「ほしょう(保障・補償・保証)」なのですが、これもなかなか区別が難しい言葉です。
死亡保障とか介護保障とか、「保障」は生命保険で使われます。
それに対して損害補償とか災害補償とか、「補償」は損害保険で使われます。
生命保険の保障と違い、損害保険の補償は受けた損害の分だけ補い償うという考え方です。
一方、「保証」は問違いなく実行しますとうけあうことで、品質保証とか性能保証などで使われています。
「保証しますよ」と言われるのと「保険があります」と言われるのでは、どちらが安心できますか?
後者はなんだか責任逃れをしているように感じませんか??
一般的に保険会社が引き受ける保険はあくまでも保障か補償であり、保証は品質や性能を供給する建設企業が受けあっているもので、この保険と保証の間には大きな概念の違いがあります。
保険は公共性があり、いってみれば契約者同志が互いに負担しあって保障や補償をしてゆくものです。
一方保証は、基本的にはつくった企業が責任を取るものです。
住まいづくりには、保証と保険が必ずつきものです。
次回は具体的にどのような保険・保証があるのか広げていきたいと思います。
その②へつづく…