みなさん、こんにちは。
前回住宅ローンに関わる経費をおはなしをしましたが、今回は工事に関連する経費についておはなしを。
『住まいづくりにかかる経費』その③
建築工事に関することでも、直接的な工事費以外に経費としてかかる費用もいろいろな項目があります。
その多くはこちらも残念ながら避けることのできない経費なのです…
●地耐力調査費
工事費の正確な見積を出すためにも必要なのは、地耐力調査費。
土台がしっかりしていなければお家を建てるのに不安なのはみなさん同じ。とても大事なことですよね!
建設しようとする土地の地盤の状況を調べなければ、どのような基礎工事が必要であるか判断できません。
建替えなどで「これまで無事に住んできた土地なのだから必要ない」と考えたくなるのもわかります。
ですが、データがなければ保証対象とならないので避けることはできない調査費用です。
●建築確認申請費・設計費
建築物は着工前に特定行政庁への建築確認申請が必要です。
建築確認申請には所定の申請費用と同時に、建築士が確認している建築物の図面や構造計算書などを提出します。
これらはなんと、本来は施主様が準備するべきもの。
なんだか頭が痛くなってくる話ですよねー!
ですがご安心を!
今は設計を依頼している建築士か建設会社が代行することが一般的です。
●水道加入金
新築して上水道を使うためには、その地域の水道局への加入金を納めなければなりません。
この加入金を納めることで水道メーターを取り付けることができます。
実は工事費ではなく諸経費として扱うべき費用であり、地域の水の供給事情によってこの経費は大きく変わります。
建替えならば、「今まで水道使ってきたけど!?」と思いますよね?
水道の管径は一般的に20mm。
以前の13mmから20mmに上げると差額の加入金費用が必要となってしまうのです。
●引越・祭事費用
引越の費用や、仮住まいの費用、地鎮祭などの祭事的な費用も準備しましょう。
●住生活基本法による経費
住生活基本法の実施以来、住宅に関する扱い方が変わってきました。
住宅の性能表示や長期優良住宅の制度、住宅の瑕疵担保責任など、良い住宅の建設に向けて消費者を保護しようとしている制度が増えましたね。
これらの制度を実行するために、改めて負担しなくてはいけない経費が出たのも事実…
ですが長期優良住宅に関してはさまざまな優遇がありますので、経費をかける価値は十分にあります!
長期優良住宅とは…先の建築確認申請を、より高い基準で精密に行うことで特定行政庁による認定を受けたもの。
検査とは別に、登録住宅性能評価機関という機関によるサポートがあり、詳細を準備申請するにも、検査をするにも経費がかかるんですねー…
またこうした申請書類や工事期間中の住宅履歴情報も保管場所が必要ですよね。
これも定められた住宅情報サービス機関を利用して保管しておく必要があり、ここでも経費が発生してます。
住まいづくりに関する経費について、下記チェックリストを参考にしてみて下さい。
おうちを建てるのに、いろいろな人が携わっている分、もろもろな費用があちこちで発生しているんですね。
考えると煩わしく感じますが、あらかじめ知っておき準備をすることで計画をスムーズに進めることができますよ!
住まいづくりには避けて通れないポイントのひとつです。
出展:おうちのはなし『住まいづくりにかかる経費』より
考えると煩わしく感じますが、あらかじめ知っておき準備をすることで計画をスムーズに進めることができますよ!
住まいづくりには避けて通れないポイントのひとつです。
出展:おうちのはなし『住まいづくりにかかる経費』より