みなさん、こんにちは!
前回坪単価のカラクリについておはなししましたが、今回もその続きから…
坪単価を提示されていれば、建主様にとっては安心できる情報であることは間違いありませんよね?
他社との比較もしやすいですし…。
しかし残念ながら坪単価の不確実さは、前回おはなしした以外にもまだ他にもあるのです。
安い金額を表示して、安く家が建つように見せかけているのを見抜くためにも、知識として知っておきましょう!
『家の工事費ってどんなもの?-住宅価格の見極め方-』 その②
他にあいまいな部分の例として、坪単価の母数となる面積=床面積の出し方も不明確な部分があります。
たとえばバルコニーは一般的には床面積に含まれませんが、防水などそれなりに工事費をかけなければなりません。
そこでバルコニー等を施工面積として数えて坪単価を表示している企業もあります。
分母を大きくすれば、当然、単価は安くなりますよね??
普通は床面積よりも施工面積の方が広いので、坪単価として計算したときには割安の金額になる、という仕組み!
逆に面積に入れないと、後々追加の工事費がかかることになり、結果的に「割高の坪単価」となってしますのです。
工夫を凝らしたものであり不当とは言えませんが…あまり安いと思われる坪単価の表示では注意しましょう。
ちなみに…当社ではバルコニーはオプションとなりますので、㎡単価の追加工事費としていただいています。
(上の写真のようなテラス屋根だったり、吊物干しだったりも+αなオプション)
「坪単価」で他社と比較をするには、厳密にいえば同じプランで比較をすることに勝る方法はありません。
実際は…いろいろ事情もありますし、難しいところですよね…
ですのでせめて同じくらいの面積で比較してみてはいかがでしょうか!?
また実際の工事費の見積を見ると、このような概算の坪単価では済まない場合が多く出てくるのが現状。
当社でも本体の基本工事以外は、追加工事・オプション工事になってきます。
家の工事費の範囲をあらかじめきちんと理解し、本体工事費と付帯工事費を分けて考える必要がでてきます。
次回は本体工事費・付帯工事費とはなんでしょ?なおはなしをしますね!
その③へつづく…