古民家の再生と魅力③

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みなさん、こんにちは!

前回は、リノベーションの人気で中古マンションの販売戸数が伸びてきている!というお話をしました。

今日はその「古民家の再生と魅力その②」に続き、その③をお送りします。

古民家だからできること

「古民家のリノベーション」というと、けっこう大がかりな工事のイメージを持たれるかもしれません。

でも、断熱と耐震補強の工事ができれば、壁紙や水回りを新しくするリフォームと実はそう違わないんです。

むしろ古民家こそ、リノベーションに向いているかも。

古民家と呼ばれるような家は、間取りが単純な構造をしていたりします。

和室の続き間や広縁があるような家は、間取りが「田」の字のように組まれていて、柱の配置も碁盤の目のように規則正しく一列に配置されているんです。

リノベーションで今までと間取りを変えたい!といった場合には、骨組みの状態(スケルトン)が単純な構造であるほうが、いろいろな応用ができるので自由度が高いですよね。

逆に現代の家では、耐力となる壁や梁があちこち複雑に配置された間取りのために、新しい家として生まれ変わるのが難しくなってしまったものも多いです。

またコストを下げるために、材料を細くして細かい梁や柱を乱立させた家も、大規模なリノベーションには向きません。

和室

これはそのまま、中古住宅を探す時のポイントになります!

なかなか見えにくい点ですが、外壁や屋根の形が複雑であればあるほど、リノベーションしにくい傾向があるといえます。

純粋な古民家の多くは、技術的に難しかったということもあって、四角形をつなげたような単純な形をしているものがほとんどです。

新築を考えるときは「自由設計」といわれて間取りばかりに気を取られがち。

でも、長く快適に暮らすためには、しっかり柱や梁の配置を考えておくことがとっても大事です。

こうしてみると、将来の子や孫たちがリノベーションして使いやすくする場合、あるいは家を売ることになった場合にも、価値のある住宅となるポイントが古民家の中にあるといえますね。

古民家の改修工事

古民家

省工ネや耐震補強の工事に対しては、国の補助金などもあります。

特に40歳以下の世代には、中古の戸建て住宅を購入しリノベーションしやすいよう、「住宅ストック循環支援事業制度」という制度もあります。

新築を検討するのと同時に、既存住宅の流通を調べることも、大事な時代になってきました。

最後に、最も大事なポイント。

それは、古民家再生や既存住宅改修(リフォーム、リノベーション)を行なっている指定の企業をしっかり選ぶことです。

調べてみると、こういった仕事をしているのは、地元の工務店や設計事務所が多いと思います。

地元の会社は、木造住宅のプ口として地域の大事な財産である古民家を守っているんですね。

もちろん、新築住宅の工事も得意としています。

地元の工務店や設計事務所は、その地域をないがしろにしては継続的に残って行くことも難しい立場にいます。

だからこそ、どんなに住宅市場が変わり、あるいはネット社会になっても、大手メーカーがシェアを広げられないままなのです。

新築を検討中でも、ちょっと立ち止まってみてください!

古民家や中古住宅を調べることを含めて、地域に根ざした工務店や設計事務所に一度相談をしてみてはいかがでしょうか。


出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」


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