木のものがたり~木の生存戦略から見た真の価値~③

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みなさんこんにちは!

前回は、「化学構造の物質や環境問題」についてお話をしました。

今日はその「木のものがたり~木の生存戦略から見た真の価値~②」に続き、その③をお送りします。

木の成長

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樹木はどのようにして、鉄やコンクリートよりも優秀な素材を生み出しているのでしょうか?

鉄やコンクリートのように、大きなエネルギーを使わずに難なくこなしています。それを理解するには、木の成分であるセルロースやリグニンなどの有機化合物の、分子の役割を見ればわかります。分析すると炭素と酸素・水素でできています。

樹木などの植物は、根から水を吸い上げ、空気中の二酸化炭素と合わせて光合成をすることで生長していることは知られています。この時のH₂O(水)と CO₂(二酸化炭素)の中に、木本体を作る全ての材料が含まれています。

光合成が行われるのは葉緑素のある葉の部分ですから、この葉が樹木にとっての口であり消化器官であり、木材の生産工場でもあるのです。

冬になると太陽の光も弱まり、あるいは葉が落ちて光合成の力も弱まります 。そのため、木材の生産量も減って生長も緩やかになります。逆に水が豊富で太陽の光も強い初夏には生長は盛んになります。この緩急が、年輪として刻まれることになります。

そして、この強弱が組み合わされることによって、単一の材よりもさらに強度が増します。枯れて落ち葉になることも、植物にとっては大事な生長戦略なのです。

大事な木材

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ところで、CO₂濃度が上がることで地球温暖化が進むと言われていますが、CO₂は空気の中にどれだけ含まれているのでしょうか。CO₂は空気中では0.04%と意外に少なく、窒素78%、酸素21%がほとんどを占め、残る1%もほぼアルゴンです。

この希少なCO₂を懸命に集めて、樹木が年輪を刻んでいると思うと、少し健気に感じてきます。世界中の、そして日本中の森の中で、年に1本ずつ年輪が増えているのです。

じつは、日本全体でどれだけの木材蓄積量が増えているかが計算されています。その量は1年でおよそ1億㎥弱あります。伐採されているのは、約2千万㎥ですから、毎年8千万㎥の木材が国内に増えていることになります。

その生長量とほぼ同じ1億㎥強の木材が、世界全体の中で輸出入されて流通しています。さらに、全世界での産業用丸太の消費量は15億㎥ほどです。

日本は世界でも有数の森林国ですが、これらの数値を見てもいかに木材に恵まれた国であるかが分かります。

この大事な木材の最も基本的な活用法は、住宅をおいて他にありません。同じ地球上で生きている木材という資源を、大切に使っていることを意識しながら、家を建て、家に暮らせればと思います。


出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

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