さらに、同様のアンケートで、広さに対する満足度もお聞きしています。新築で住み始めたばかりですから、7割の方は不満はありませんが、狭いと感じている方も2割います。
今、改めて「おうち時間」が増えている時代に、これらのニーズがさらに大きくなっているのは間違いないことでしょう。
既存住宅に住んでいる家族にとっては、増改築として検討するポイントであり、これから新築しようとしている人にとっては後悔しない間取りを検討しておくポイントになります。しかし、多くの場合は、家の広さは総額予算と大きく関わっていて、簡単なことではありません。
特に、せっかく家を建てるのであれば、充実させておきたい設備や仕様もあると思います。とにかく長く使えるものに予算を割いておくことです。
例えば設備機器や仕上げ材は、いずれ交換して改修しなければならない時期が来ます。その時には、さらに新しい技術も開発され、快適さも向上していることでしょう。それに対して構造躯体の広さを確保することは、後から簡単にできることでもありません。上手な予算配分を、しっかり検討しておくことです。
かといって、予算も限られていますので、際限なく広くできることでもないと思います。でも、例えば6畳一間ぶんの面積約10㎡を広くするだけで、これまでとは違う空間の使い方が生まれます。そんな10㎡分をプラスαする広さのヒントを、実感してみましょう。