想像以上にモノがあるものです。
食器棚木箱や洋服タンスなどは、持っていない家庭を探す方が大変なほどです。
およそ半数の人がつくりつけの収納を設置しているのにもかかわらず、タンスや食器棚本棚はあります。
これだけ多くのモノがあることは、それだけ生活が豊かな証拠でもあります。
おそらく、日本は世界の国の中でも、家の中にモノがたくさんある国に違いないでしょう。
世界の国々が日本を先進国として認めていますし、所有をかきたてるだけの商品開発力もあります。
さらに、それを買えるだけの経済力もあります。
また、日本には文化的な要素もあります。
食器などは、そばやうどんを食べる時と、ラーメンを食べる時、もしくはスープを飲む時と味噌汁を飲む時で器を変えて食を楽しみます。この食文化の違いで、間違いなく世界の中でもトップクラスの食器の量があるでしよう。
この豊かさを卑屈に感じる必要もありません。
こうしたモノの数々が、綺麗に整理整頓されていれば、カメラを置いてリモー卜の背景になっても、良いでしょう。
しかし残念ながら、この整理整頓が簡単ではないのです。
重ねて、家を建てたばかりの家庭での、モノのあふれぶりを知らされる調査データがあります。
きっと新築するまでは、新しい家での美しい暮らしを夢見ていたはずだと思います。