『老後資金2000万円』~家は資産形成に役立つか?~③

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みなさん、こんにちは!

前回は、住宅ローンについてお話をしました。


その③をお送りします。

家という資産

65歳までに持ち家を得て完済してようやく、金融審議会報告書の試算のスタート地点に立てます。

この上で、およそ2千万円の老後資金が必要ということになります。

そのためには、繰り上げ返済してきた以上の努力を、

ローン期間中ずっと続けなければならないと考えるしかありません。

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実は、全く違う解決策もあります。

それにはやはり住宅が大きく関わります。

せっかくローンを支払って自分の持ち物になった住宅を、

現金化することができれば、老後資金に充当することができます。

その代表となるのが、リバースモーゲージです。

高齢者の持家を担保にして、一時金あるいは年金形式で借りられる

不動産担保型生活資金貸付です。

国の社会福祉協議会と民間金融機関が運営しています。

この制度を利用すれば、住宅の価値も資産の一部として活用できるので、

住宅を所有することがさらに有利になります。

ただし、国の基準でも基本的には土地の評価額の70%程度が目途であり、

欧米の住宅資産家の担保評価とは大きく違います。

資本家の建物とは違い、減価償却もしてない住宅の価値を、

国が先頭に立ってゼロとみなしているようなものです。

国の制度

この点で興味を引くのは、フランスのビアジェという制度です。

ビアジェは不動産取引として実施され、

月々の定期支払金を定めて死ぬまで負担するれば、

死後、その家の所有権が移転される仕組みです。

老後資金2000万円の逆算に成り立ち、30年を目途にすると、

月に5万5千円の定期支払金となります。

そのまま住み続けることもできるので、

収入がゼロでも老後資金の心配はなくなります。

一方、買い手は30年内に移転が行われれば、

その分割安に住宅資本を手に入れることができます。

多少、儲けの要素があります。

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いずれにしても、人生100年時代と言われ始めている今の時代に、

老後資金へのてだてしないわけにはいきません。

そして住宅が大切な資金、資本であることも間違いありません。

最大限の対策を進めながら、住宅がより有用な資産になる社会になるよう、

今後の国の活動にも注目し、より良い制度が施行されるよう見守ることが大事です。


出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

 


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