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建築会社を選ぶポイント~工務店の見極め方~①
家を建てている会社
住宅を建てたいとかリフォームしたいとか思えば、専門的な建設会社に依頼しないわけにはいきません。注意して見ていると、意外と多くの建築会社の看板を見かけますし、TVCMで見かける会社もあります。
実は建設業を営む会社の数は、日本全体では50万社もあります。100人も集まれば、数人は建設会社の関係者がいると考えられるのです。でも、その半数弱は土木の会社であり、半数強が建築の会社です。住宅を手掛けるのはもちろん建築の会社です。
平成20年より住宅の瑕疵担保責任履行法が施行され、実際にお客様の家を保証している会社の数が明確になりました。その数は大手メーカーも含めて、およそ2万5千社ほどです。
もし家を建てようと思ったら、この中から選ぶことになります。つまり建築を手がける建設業20万社以上は、直接的にお客様の瑕疵担保責任を負っている会社ではないということです。
実は大工をはじめとして、左官、設備屋、畳屋など実際に工事をする職人さんの会社であって、これらの建設業者がなければ現実に家が建つこともありません。
ところが昨今のリフォーム業の中には、瑕疵担保責任を果たさない会社があることが問題になっています。このことから、一番最初に建設会社を選ぶ時の単純なポイントが明確になります。リフォーム工事だけではなく、新築を手がけ瑕疵担保責任を負っている建築会社に工事を依頼することです。
ホームページに加えて
今では、様々な情報をWebから得ることが簡単になりました。職人さんのように瑕疵担保の責任を負わない会社は、お客様との直接的な接点はありません。ですから自社ホームページでの情報発信も必要としていません。
建築会社のホームページには、会社の経営姿勢も記されています。普段から見慣れているデブWebの観察眼で、怪しいと思う会社は分かるのではないでしょうか。
一方、ホームページは誰もが自分の都合で作ることができます。中には建設会社にホームページを作るサービスもあり、どの会社のホームページも同じように見えるかもしれません。
大切なのは、建築会社のイメージ情報よりも、どれだけ関わる人や実績の情報が盛り込まれているかです。それも遠い地域の情報ではなく、自分の住んでいる地域での活動状況がわかれば、自分の家をお願いしても心配が要らないと思えるはずです。
先に書いた瑕疵担保責任のデータから、日本で建てられている注文住宅を建てているのは、その7割以上が地域の建築会社であることが見えてきました。
大手メーカーで注文住宅を建てている人は、想像以上に少ないのです。コマーシャルや立派な見かけのホームページだけではなく、いかに地域に根差して活動をしているかが、建築を依頼するという信頼につながっていることがわかります。
ホームページに加えて、ブログやFacebook、さらに昨今ではYouTubeなどでも、地域での活動を知ることができます。本社の企画イメージは高くても、自分の地域での担当者が良いとは限りません。SNSを駆使して、地域に絞り込んだ情報から、建築会社の良し悪しがつかめるはずです。
「建築会社を選ぶポイント~工務店の見極め方~②」へ続く…
出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」