コロナ禍の住宅市場~パンデミック下で家を建てるのか?~①

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みなさん、こんにちは!

「COVID-19」コロナによるパンデミックは世界各国に広がり、さらに第2波~第3波、あるいはその次へ、と本当の収束は見えてきません。パンデミックによって、世界の経済は苦境に立たされ、人々の生活も大きな変化を強いられています。ただ、その世紀のコロナ禍中にあって、各産業によっても状況は大きく違うようです。2020年の住宅市場データから読み取れる、パンデミック下の住まいづくりを分析してみました。

コロナの経済への影響

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「COVID-19」のニュースが、トップに流れない日はありません。中国武漢から始まって、ついに1年間毎日、感染状況や感染対策、経済的被害のニュースを聞かされ続けてきました。

世紀の事変として世界の経済にも大きな不安を与え、株価の暴落も起きました。進められてきたグローバル社会の弱点を突くように、中国の工場が止まれば世界の工場が止まり、世界の経済のそのものが自転車操業的であることも露呈しました。現実に、住宅の建設現場でも、部品が調達できなくて工事が止まってしまった現場もあります。

パンデミックを抑えるために、緊急事態宣言が発令され、店舗の使用制限や人の移動を抑え、中には都市封鎖をする国もあります。人の活動が止まれば、経済も止まってしまいます。

最も顕著なのは、航空業界です。海外への渡航はほとんど無くなり、従業員を他の業界に一時的に出向してもらう事態にまでなっています。同様に、旅行や観光にも大きく減衰し、さらには飲食業界には時短や休業の要請までが出されています。

経済が止まれば、困窮する人が増え、それに伴い自殺者も増えるので、感染に対する対処も重要ですが経済を支える施策も大切です。その判断を誤ったために、政府に厳しい糾弾を受けている国も少なくありません。かといって医療崩壊を起こす事態となっては、経済を憂いているわけにも行きません。
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一方で、この1年の間に、逆にコロナ禍によって業績を上げている分野もあります。たとえば、暴落したはずの株価は回復し、それどころか高値を記録して、バブルの声も聞かれるほどです。投資家は決して窮する状況にはありません。

また、家にこもることによって、冷蔵庫や洗濯機などのいわゆる白物家電が多く売れ、DIYのニーズが増えてホームセンターが賑わっています。そしてリモートワークなどで通勤から解放されることで、人の多い都会を離れて自然に囲まれた環境を求める人も増えています。

単純に経済が破綻すれば、諸費活動が落ちてすべての産業が同じ景気の低迷に巻き込まれるのですが、どうやら今の社会は、それほど簡単ではないようです。収入がなくなり家を追われる人もいれば、これを機に郊外に家を求める人もいるのです。

たとえば、1920年代の大恐慌では、アメリカの住宅着工は10分の1以下まで低迷しました。でも、このコロナ禍の中、アメリカの住宅市場はじつは活況となっています。自粛ムードと経済は、ある意味では全く別のもののようです。

このようなパンデミックの時期に、日本の住宅市場はどれだけの影響を受けているのでしょうか。

もちろん、展示場等も自粛となって、これまでの活動ができなかった時期もあります。この中で、住宅市場の担い手である工務店が苦しんでいるとか、意外と影響を受けていないとかの話ではなく、マクロな住宅動向を見ることによって、一般的な消費者の活動状況がどうだったのでしょうか。

毎年1月末日には、前年1年分の住宅市場の分析結果が国土交通省より発表されます。このデータをみれば、世界的なパンデミック下にあった2020年の、日本の住宅市場動向を鳥瞰できます。


「コロナ禍の住宅市場~パンデミック下で家を建てるのか?~②」へ続く…
出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」

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