感染者数死者数も世界一被災を受けているアメリ力の中心地、二ューヨークでは人口流出が止まらないといわれています。
大都会の都心に住めば楽しめたはずのエンターテインメン卜やファッション、そして世界中のグルメを供給する店が閉され、家にこもってリモートワークしている状況を改善しようと、人々が動き始めているのです。
高い家賃を払って共同住宅にこもるよりも、郊外の一戸建てを手に入れて、必要な時にニューヨークに出かれば良いこ
とです。
すでに相場より約2割高くなった住宅にも、すぐに買い手がつき、今後も続くといわれています。
逆に、都心部の共同住宅では、家賃を約25%値下げし、さらに入居3ヶ月間の家賃を無料にして借り手を探しま
すが、8割以上が空室のままだといいます。
マンハッタンの空室数は、1年前から比べて2倍になりました。
これによって、1年間で7万人もの人口が減り、この状況が続くと、ニューヨーク市の将来的な財源の問題にもなりかねないと危惧されています。
同様の傾向は、日本でも起きています。
これまでどこの府県よりも一貫して上がり続けていた東京の人口が、パンデミックの年は減少に転じ、転入してくる人よりも、転出する人の方が多くなりました。
新型コロナウィルスによって、求められるようになった各個人の生活様式の変化が、結果的に、都心離れという形で現れ
ているのです。
加えて、驚きのニュースは、さらに続きます。
出典:住まい文化研究会「おうちのはなし」