家づくり小噺
2017年12月13日
『日本の木で家をつくる』その②
みなさん、こんにちは!
前回、「国も各自治体も様々な制度を用意して、地域の木材を活用する機会を増やそうとしている」というところでおはなしが終わっていましたね。
今日は日本の魅力的な木を少し紹介したいと思います。
ヒノキ
日本人が愛してきた木材の多くは針葉樹です。
そして針葉樹は導管がないことから光の反射率も倍近くあります。
きれいに仕上げれば光沢が出て白木の肌の美しさを楽しむことができます。
その代表格は、なんと言ってもヒノキです。
すっきりと通った木目や、肌合いを決める密度、色と光沢、さらには香りで選べば日本のヒノキにはかないません。
マツ
建材は主に二葉マツが使われています。
山地に生えるアカマツと毎岸に生えるクロマツがあります。
強度があるので、横架材として使われることが多いです。
スギ
スギもまた、日本人に大切にされてきた樹木のひとつです。
花粉症の方は、煩わしいことこの上ないかと思いますが…
海外では「日本の隠された財産」といわる程、日本を代表する樹木なんです。
天井板や建具など、さまざまな部位で建材として使われています。
食器や身近な材としても使われると同時に、建材としての高級さでは、ヒノキをはるかに凌ぐ材になります。
この他にも、さまざまな日本の木を利用することができます。
コウヤマキは、ヒノキ以上に風呂の材として適しています。
ケヤキは、縁甲板や床板としてよく使われます。
その他、ナラを始めとして、カバやクリなど数々の広葉樹が床材として使われています。
当社のリゾテアで使っておりますフローリングの床材でも、日本を代表する木々を使った物があります。
写真は「沢グリ」
重厚感のある色味で美しく仕上がってますねー。
このように日本の木をさりげなく使うことで、もしかしたら地球が生んだ奇跡の土地に住んでいる気持ちが少し味わえるかもしれませんよ?!
出展:おうちのはなし『日本の木で家をつくる』より
2017年12月12日
『日本の木で家をつくる』その①
みなさん、こんにちは!
今日は家づくりにも欠かせない「木」についておはなししたいと思います。
静岡は自然に恵まれ、山に囲まれた土地ですね。
何気なーく見ている景色の木々たちは、私たちが生まれるよりももっと古く、長い歴史を持っていて、そしてその木々たちの恩恵を受けてきました。
今日は家づくりにも欠かせない「木」についておはなししたいと思います。
静岡は自然に恵まれ、山に囲まれた土地ですね。
何気なーく見ている景色の木々たちは、私たちが生まれるよりももっと古く、長い歴史を持っていて、そしてその木々たちの恩恵を受けてきました。
地球上の陸地の、わずか400分の1しかない狭い国土の約70%が森林に覆われ、少ない平地に人が押し込められている国、日本。
日本は雨が日本の国土全体に森を育ててきたと言っても過言ではありません。
さらには世界最大の海流である黒潮が、対馬海峡から日本海に流れ込むことも、豊かな自然が育つ環境を整えてくれました。
そして、この自然に囲まれて暮らす民族は、その恩恵である木材を、大切に扱ってきました。
地球上の陸地の、わずか400分の1しかない狭い国土の約70%が森林に覆われ、少ない平地に人が押し込められている国、日本。
日本は雨が日本の国土全体に森を育ててきたと言っても過言ではありません。
さらには世界最大の海流である黒潮が、対馬海峡から日本海に流れ込むことも、豊かな自然が育つ環境を整えてくれました。
そして、この自然に囲まれて暮らす民族は、その恩恵である木材を、大切に扱ってきました。
同じ東アジアの文化圏の韓国などの社寺仏閣と日本の建築を比較すると、真っ先に違いを感じるのは軒の深さです。
建物の違いを見るだけでも、日本が雨の国であることがわかります。
そして、軒の出を深くするために昔から上手に木材を使いこなしてきたんですねー。
日本人は森が育つこの恵まれか国土に、いわば植林をして木を使いこなしてきたのです!
日本の植林の歴史は、城を築くためにも古くから重ねられてきました。
しかし樹木が少ない時期を、近年に迎えることになります。
それは太平洋戦争の終った時です。
戦後、早々に植林されましたが、使える木材の量を確保することはできませんでした。
木の国であったはずの日本が、木材を輸入しなければならなかったのです…。
木材をたくさん使うのは住宅です。
日本の風土に合うとも思えない軽量鉄骨造の家が世界に前例がないほど量産され、木材の使用量が少ないパネルで作られた家ができたのも、このような背景があったからです。
一般的な木造住宅の木材の自給率も、下図のようにおよそ3割です。
たとえば近所で木造住宅の工事現場を見かけたら、柱でいえば半分、梁であれば95%が外材の時代です。
しかし戦後の植林から、奇跡の自然が息づく日本にはすっかり樹木が育ちました。
そして1995年頃より、天然林の蓄材量を人工林が抜きました。
日本の国土に1年間に増える木材量は、今では約1億㎡にもなると見積もられています。
しかも人工林は定期的に伐採して更新してあげることも、大切な環境保護の方法です。
でも建主様側が家を建てる時に、木材を指定することはほとんどありません。
完成して壁紙などで覆われてしまえば、まぁわからなくなってしまうのですが…
なんだか木材への愛着も失われてしまったかのようですね。。
そこで!国も各自治体も様々な制度を用意して、地域の木材を活用する機会を増やそうとしています。
その②へつづく…
2017年12月11日
『ゆっくり家をつくろう-住まいづくりの楽しみ方-』その②
みなさん、こんにちは。
今日も寒いですねー。工事の人間がお昼ご飯に事務所で豚汁を食べてました。
おいしそう………
さて、前回は性能へのこだわりをいろいろな会社で比べてみてもそれはー……なおはなしをしました。
今回はそのつづきから。
今日も寒いですねー。工事の人間がお昼ご飯に事務所で豚汁を食べてました。
おいしそう………
さて、前回は性能へのこだわりをいろいろな会社で比べてみてもそれはー……なおはなしをしました。
今回はそのつづきから。
性能が似たようなものであれば、「住まいづくりの楽しみ=間取り」と考える人も多いでしょう。
いろいろやりたいことをイメージするととても楽しいですよね!
ただし法律的な規制もありますから、自分の考えている通りに建てられるとは限りません。
そんな時にプロである私たち、設計士や担当者がお手伝いをいたします。
しかしここで大切なのは、実は本当の使いやすさを検討するのは難しい…ということです。
自己防衛してる訳ではありませんよ!
というのは、実際の生活とはいろいろな試行錯誤の上でモノの配置などが決まってゆくもの…
どうしても紙の上で本当の使い勝手を想像しようと思っても、なかなかそうはいかないものなのです。
それ以上に”家を建てて暮らしている期間”に比べ、”紙の上で検討している時間”というのはあまりにも短い時間です。
使い方は、ゆっくり時間をかけて住まいながら築いてゆくことに勝る方法はないのです。
なによりも、住まいづくりの根本的な考え方を、設計士や担当者と話しておくことがポイントのひとつですね。
予算上だったりで、全てを取り入れるのは難しいかもしれませんが…
ご自身で悶々と悩むより、お力になれるはずですよ。
間取りの他にも、楽しみなことはたくさんあります。
たとえば全体のコーディネートです。女性はきっと好きだと思いますよ(^^)
最もイメージしやすいのは、”どんな色にしてゆくか”です。
一時期シンプルなホワイトを基調としたものが流行りましたが、最近は木目調が定番化といったところでしょうか。
インテリアコーディネーターと打合せを重ねるごとに、徐々に自分好みの色に仕上がっていくのは、この時でないと味わえない楽しみです!
住まいづくりの楽しみを味わう上でも、違いを認めることで理解をし、面白さを感じることができるようになります。
それはつまり…「人とは違うものを作り上げてゆくこと」。
それこそが楽しみになるいうことです。
同じ間取りのリビングでも、内装材やインテリアの違いによって全く違う個性の空間にすることができます。
”間取りの個性”よりも、”コーディネートやしつらえの方が楽しみが多い”ということです。
住まいづくりの楽しみは、この個性を自由に発揮することであり、家をつくるときだけではなく、住み始めてからも途絶えるものではありません。
私たちも、プロとしてお客様からいろいろ引き出さなくはなりませんね!
出展:おうちのはなし『ゆっくり家をつくろう-住まいづくりの楽しみ方-』より
2017年12月10日
『ゆっくり家をつくろう-住まいづくりの楽しみ方-』その①
みなさん、こんにちは。
朝夜はかなり冷え込むようになりましたね!一気に冬モードです。
さて、住まいづくりを進めてる方、考えなくてはならないことが多すぎてパンクしてませんか??
楽しみたいのになかなか楽しめない…楽しむためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
その究極のコツは、たったひとつ。。。
”ゆっくり家をつくること”です。
朝夜はかなり冷え込むようになりましたね!一気に冬モードです。
さて、住まいづくりを進めてる方、考えなくてはならないことが多すぎてパンクしてませんか??
楽しみたいのになかなか楽しめない…楽しむためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
その究極のコツは、たったひとつ。。。
”ゆっくり家をつくること”です。
新しい住まいでの生活を夢見て下さい。これほど楽しいことはないと思います。
その家とあなたは、人生の貴重な時間を共にするのです。
もちろんご家族も…
大切なパートナーとの日々やアニバーサリーを重ねてゆく…
お子さんは、家で過ごした記憶を残して大人になってゆく…
親戚やお友達も訪ねてくるでしょう…
住まいづくりは希望の多い、楽しいことばかりだと思いませんか??
そして私共も本当にそうあってほしいと願って、お客様のためにも一生懸命日々住まいづくりをすすめています。
でも私たちの目や耳に入ってくる最近の住宅の情報は、少し違うような気がしますね…。
スマートハウス構想
省エネルギー住宅
高断熱・高気密住宅
耐震性を実証
工場生産で品質が安定
長期優良住宅
耳にはするけれど、なんだか難しそうでよくわからない…
とても住まいづくりを楽しむ雰囲気ではありません。
もちろん!時代に合った住宅と性能を確保することは必要なこと。
しかし実は大手メーカーでなくても、地域の建設企業で十分に対応できるよう業界も成熟してきているんです!
省エネも太陽光発電もスマートハウスのコントロール設備も、ひとつの住宅メーカーが開発生産しているのではなく、専門企業が開発して、誰でも利用できるように普及しているものなのです。
相応のコストを支払えば、我が家にも取り付けることができ、それにふさわしいメリットを得られます。
上の写真は当社でも取り入れている全館空調システム『マッハ』。
年中、ある程度の一定温度・湿度を保っていられます。
”全館空調”システム”とか言われると、大手メーカーが取り入れているような感じがしますけど、そんなことはありません!
最初の設備投資で、その後は快適な生活を送れます。
それは強度や断熱などの性能でも同じこと。
地震に対する強度の基準も計算方法も、国が定めているものです。
その基準の1.5倍の強度があれば、耐震等級は最高の3となります。
断熱材もグレードの高いものを使い、コストをかければ省エネルギー度は高まります。
TVCMなどを見ると、まるでその企業にしかできないように感じてしまいますが…
決してそうではありません。
加えて、性能や技術は、時代と共にどんどん変化していき、更に進化していきます!
そう考えると今は良くても、新しい技術が出てくれば、もしかしたら価値のないものになる可能性だってあるかもしれません。
それでも各社の住宅の性能の違いを比較したいですか??
きっとドツボにはまってしまいますよー。
住まいづくりの楽しみは、もっと他にあると思います。
目先の性能など、気にしない!
それくらいのきもちで気楽にいきましょう。
その②へつづく…
2017年12月9日
『建築工事スケジュール-家ができるまで-』その③
こんにちは!
今日は前回のつづきで、工事の仕上げまでをおっておはなししたいと思います。
施主様の審査の他に長期優良住宅やローン実行などのために、検査済み証を手に入れるには所定の機関による検査も行われます。
法的に正しい建築をしていることを、厳しいプロの目で確認します。
こうした竣工検査を迎えるための最後の工事は「美装工事」です。
簡単に言えば、工事中の塵埃をすみからすみまで掃除をする工程です。
この美装工事の直前には襖や内部の建具の他、様々な機器が取り付けられます。
照明器具やコンセント、スイッチ、エアコンなどの器具がその代表です。
こうした器具を取り付けるためには先行した配線がなければできません。
取付は工事としては最後の工程ですが、実は配線は工程の中でも早い時期に行われます。
ですから照明器具などは、品番までとは言わなくても天井付にするか壁付けにするかなどは着工時には決めておかなければなりません。
今日は前回のつづきで、工事の仕上げまでをおっておはなししたいと思います。
施主様の審査の他に長期優良住宅やローン実行などのために、検査済み証を手に入れるには所定の機関による検査も行われます。
法的に正しい建築をしていることを、厳しいプロの目で確認します。
こうした竣工検査を迎えるための最後の工事は「美装工事」です。
簡単に言えば、工事中の塵埃をすみからすみまで掃除をする工程です。
この美装工事の直前には襖や内部の建具の他、様々な機器が取り付けられます。
照明器具やコンセント、スイッチ、エアコンなどの器具がその代表です。
こうした器具を取り付けるためには先行した配線がなければできません。
取付は工事としては最後の工程ですが、実は配線は工程の中でも早い時期に行われます。
ですから照明器具などは、品番までとは言わなくても天井付にするか壁付けにするかなどは着工時には決めておかなければなりません。
器具の取付工事までに終わらせるのは「仕上げ工事」です。
内装の仕上げでは壁と天丼が最後に仕上げられます。
壁紙や塗り壁などがその代表であり、タイルが貼られるのも仕上げ工事です。
床がカーペットであれば同じような時期に工事しますが、フローリングなどの木工事の仕上げでは、壁や天井よりも先に行われます。
内壁を立てて階段を作るのも、木の床を張るのも大工の仕事だからです。
同時に内部の建具を入れるための枠組みの工事を行います。これらの工事を「造作工事」と言います。
造作工事は一つーつ丁寧に組み込んでゆく作業であり、もっとも時間のかかる工事となります。
仕上げの下地となるボードを平らに仕上げるためには、さらにその下地となる木桟をきっちり組まなければなりません。
そのためには精度を上げ、水平や垂直、そして直角をしっかりと測りながら工事を進めます。
まさに大工にとっては腕の見せ所でもあります。
一方、外部では入居する前にできれば外構工事まで終わらせたいものです。
そのためには工事のために取り付けられていた足場を外さなければ、デッキや庭づくりの工事を始められません。
ですから外部の工事は内装よりも先行される必要があります。
足場を外す直前に行われるのも美装です。手が届きにくい場所の掃除も、足場があるうちは容易にできます。
美装の前にはやはり器具の取付があります。
外部の代表的な器具とは樋です。軒樋も竪樋も、足場がないと大変な工事になってしまいます。
今の足場は、職人さんでも簡単に取外しや移動ができるようになっていますので、取付けに支障のあるところは工夫しながら工事にあたっています。
その前の工事は基本的に軒天や外壁の工事です。
当社ではあまりやりませんが、外壁材にタイルやコテ塗りなどの左官工事があるとスケジュールは長くなります。
いずれも内装と同様に、しっかりとしたボードや下地が大切です。
内外装の下地の工事に入る前には、耐力壁の基本となる筋交いやボードが設置されます。
この段階で地震や風などに対する強度が確保されます。
耐震性能を確認する場合には、この段階での検査を受けておかなければなりません。
当然、基礎との緊結も重要です。
柱と壁だけの状態でも屋根の工事は先行して進められています。
構造躯体のできる前であれば防水はもちろん、屋根材まで葺かれることも少なくおりません。
屋根の工事は急ぎの工事です。
屋根の工事は建築スケジュールの中でも節目である上棟式の頃です。
上棟式とは新しい住まいの一番高いところにある棟木が据えられた時に行われる式典です。
構造の主体となる柱と梁がー式組み上げられた時です。柱の垂直を測り仮筋交いを入れて建物を安定させます。
全体の工事としては実はまだ早いのですが、この時点が中間点であり中間金の支払いがあります。
躯体の組み立ての前には、先行して足場を組むのが一般的になりました。
工事の安全のためにもこの手順が大切です。足場で囲むようにして、基礎が完成していることとなります。
基礎が完成するまでに大切なのは養生の期間です。コンクリートが固まるまで一般的には1週間ほど寝かせます。
もちろん季節やコンクリートの種類によっても違います。
コンクリート打設の前には、鉄筋を組む作業が行われます。さらにその下地には割栗石が敷かれています。
地表は弱いので基礎を作るには地面を掘ってから進められます。このことを「根切り」といいます。
的確な基礎を作るためには、事前に地耐力調査をしておくことは欠かせません。
この根切りの工程を着工の時期とし、工事着工金をお支払いいただきます。
根切りの前には、「水盛遣方」が行われます。
細い杭と板が張付けられているものですが、実は建物の位置と直角と高さを印した大切なもので丸水盛が高さを表し、遣方が直角を表しています。
この前には地縄が張られています。
地縄は建物の形に敷地内に簡単な縄を設置したものです。
この地縄の中で地鎮祭も執り行われます。この地縄の風景がこれから始まる新築工事の最初の風景となるのです。
住宅が建つまでの工程を文章にしようと思うと、かなり長文になってしまいます。これでもかなり省略しています…。
さあ!消費税アップまでに間に合わせることはできるでしょうか!?
日頃から建設部が工事現場のブログをUPしていますので、そちらも是非チェックしてみて下さい(^^)
↓↓要チェック!↓↓
建設部ブログ
出展:おうちのはなし『建築工事スケジュール-家ができるまで-』より
2017年12月8日
『建築工事スケジュール-家ができるまで-』その②
みなさん、こんにちは。
前回、急ぐことはないけれど損をするようなタイミングで決めるのはいかがなものか…というおはなしをしました。
今回はそのつづきから。。。
前回、急ぐことはないけれど損をするようなタイミングで決めるのはいかがなものか…というおはなしをしました。
今回はそのつづきから。。。
消費税アップにも損をしないタイミング&住まいづくりの計画順調!!
あとは実際の建築工事スケジュールにしたがって出来上がりを楽しみにしながら待つのみ!!
わくわくしますねー♪
そこで、家ができるまでの工程を引越しの日からさかのぼって考えてみましよう。
もしかしたら、必要に応じて事前に何をしておかなければならないかが分かるかもしれません。
では行きましょうー♪
〇----------------------------------------------------------------------------------------------------------------〇
引越しをするためには鍵を手に入れなければなりません。新しい家の鍵は「引渡し」にて渡されます。
そして引渡しでは、鍵の譲渡と同時に最終金の払い込みをしなければなりません。
ローンを組んでいる場合も一度精算します。
引渡しされる住宅は、当然のことながら請負工事契約以外の工事はありません。
すぐに住み始めるためには、たとえば居室の照明器具・カーテン・エアコンなどの工事も準備が必要ですね。
照明がついてなければ真っ暗。カーテンがついてなければ家の中が丸見えになっちゃいますよー。
また引渡し時には工事の出来具合をお互いに確認しておく必要があります。
これが引渡しの前に行われる「竣工検査」です。工事管理者と一緒に立ち会って家全体の完成具合の確認です。
この時に確認した不具合の多くは、引渡し時までに改修します。
床・建具の補修だったり、傷がついてるクロスの張替えだったり…
その為には少々時間が必要となりますので、引渡しの数週間前に竣工検査は行われます。
お客様が気持ちよく新生活を迎えてもらうための大切なプロセスですね!
工程の最終辺りというのは、スケジュールが押し込まれることが多くあります。
更に増税駆け込み時は、尚更詰められることが予想されます…
が、今後も当社は余裕のある&きちんとした工程管理を行って参ります!
その③へつづく…
2017年12月7日
『建築工事スケジュール-家ができるまで-』その①
みなさん、こんにちは!
おうちを建てることを決めるのならば!!タイミングも重要!
そこで今日は工事スケジュールについておはなししていきます。
おうちを建てることを決めるのならば!!タイミングも重要!
そこで今日は工事スケジュールについておはなししていきます。
↑新しくした現場用垂れ幕です!私自身、とってもお気に入り。
弊社のような注文住宅などの工事契約によって建てるのであれば、入居時期や精算のタイミングを調整するのにも建築工事の工程やスケジュールをあらかじめきちんと知っておくことが大切です!
家を建てる動機にもいろいろとありますよね?
・子どもの成長に合わせて
・進学のタイミングに合わせて
・両親と一緒に暮らす…
などなど
また、金利や制度などの得するお金のタイミングを考える人もいるでしょう。
その意味では、景気の動向と住宅の着工数は連動しているといえます。
どのタイミングで入居を迎えるのか、新築の動機と合わせてはっきりさせておくべきです。
弊社のような注文住宅などの工事契約によって建てるのであれば、入居時期や精算のタイミングを調整するのにも建築工事の工程やスケジュールをあらかじめきちんと知っておくことが大切です!
家を建てる動機にもいろいろとありますよね?
・子どもの成長に合わせて
・進学のタイミングに合わせて
・両親と一緒に暮らす…
などなど
また、金利や制度などの得するお金のタイミングを考える人もいるでしょう。
その意味では、景気の動向と住宅の着工数は連動しているといえます。
どのタイミングで入居を迎えるのか、新築の動機と合わせてはっきりさせておくべきです。
かといって、特にお金を理由に新築をあせる必要はありません!!
言われなくてもわかってると思いますけど、お家は高い買い物。慎重に考えるべき!!
今後大きな影響を考えなければならないのは、消費税の動向ですね。
平成26年に消費税が5%から8%に引き上げられた時、当社も駆け込みの需要と翌年の落ち込みの煽りを受けました。
上図は少し古いデータですが、3%から5%に引き上げられた平成9年を見ると、持ち家では前々年に増え、全体でも前年に増えています。
平成31年の消費税アップでも同様の現象が表れてもおかしくありません。
住宅の工事のように長い期間を要するものでは契約が早くても、完成が遅れることで消費税がアップしてしまうことも起こり得ます。
平成9年、26年の消費税アップ時にはこのために経過処置がとられました。
消費税アップの半年前に請負工事契約がなされた工事については、消費税アップ後も新税率が適用されないという措置です。
ただし消費税が上がるからと言って、あわてて家を求めるのが正しいとは思えません。
くどいですが、必要があって家は求めるもの。
でも、ものは考え方。
住まいづくりの計画を進めているのであれば、ちょっとしたタイミングの差で負担が大きく変わることにもなります。
あえて損を選ぶこともないと思いませんか??
その②へつづく…
2017年12月6日
『住まいづくりにかかる経費』その③
みなさん、こんにちは。
前回住宅ローンに関わる経費をおはなしをしましたが、今回は工事に関連する経費についておはなしを。
前回住宅ローンに関わる経費をおはなしをしましたが、今回は工事に関連する経費についておはなしを。
建築工事に関することでも、直接的な工事費以外に経費としてかかる費用もいろいろな項目があります。
その多くはこちらも残念ながら避けることのできない経費なのです…
●地耐力調査費
工事費の正確な見積を出すためにも必要なのは、地耐力調査費。
土台がしっかりしていなければお家を建てるのに不安なのはみなさん同じ。とても大事なことですよね!
建設しようとする土地の地盤の状況を調べなければ、どのような基礎工事が必要であるか判断できません。
建替えなどで「これまで無事に住んできた土地なのだから必要ない」と考えたくなるのもわかります。
ですが、データがなければ保証対象とならないので避けることはできない調査費用です。
●建築確認申請費・設計費
建築物は着工前に特定行政庁への建築確認申請が必要です。
建築確認申請には所定の申請費用と同時に、建築士が確認している建築物の図面や構造計算書などを提出します。
これらはなんと、本来は施主様が準備するべきもの。
なんだか頭が痛くなってくる話ですよねー!
ですがご安心を!
今は設計を依頼している建築士か建設会社が代行することが一般的です。
●水道加入金
新築して上水道を使うためには、その地域の水道局への加入金を納めなければなりません。
この加入金を納めることで水道メーターを取り付けることができます。
実は工事費ではなく諸経費として扱うべき費用であり、地域の水の供給事情によってこの経費は大きく変わります。
建替えならば、「今まで水道使ってきたけど!?」と思いますよね?
水道の管径は一般的に20mm。
以前の13mmから20mmに上げると差額の加入金費用が必要となってしまうのです。
●引越・祭事費用
引越の費用や、仮住まいの費用、地鎮祭などの祭事的な費用も準備しましょう。
●住生活基本法による経費
住生活基本法の実施以来、住宅に関する扱い方が変わってきました。
住宅の性能表示や長期優良住宅の制度、住宅の瑕疵担保責任など、良い住宅の建設に向けて消費者を保護しようとしている制度が増えましたね。
これらの制度を実行するために、改めて負担しなくてはいけない経費が出たのも事実…
ですが長期優良住宅に関してはさまざまな優遇がありますので、経費をかける価値は十分にあります!
長期優良住宅とは…先の建築確認申請を、より高い基準で精密に行うことで特定行政庁による認定を受けたもの。
検査とは別に、登録住宅性能評価機関という機関によるサポートがあり、詳細を準備申請するにも、検査をするにも経費がかかるんですねー…
またこうした申請書類や工事期間中の住宅履歴情報も保管場所が必要ですよね。
これも定められた住宅情報サービス機関を利用して保管しておく必要があり、ここでも経費が発生してます。
住まいづくりに関する経費について、下記チェックリストを参考にしてみて下さい。
おうちを建てるのに、いろいろな人が携わっている分、もろもろな費用があちこちで発生しているんですね。
考えると煩わしく感じますが、あらかじめ知っておき準備をすることで計画をスムーズに進めることができますよ!
住まいづくりには避けて通れないポイントのひとつです。
出展:おうちのはなし『住まいづくりにかかる経費』より
考えると煩わしく感じますが、あらかじめ知っておき準備をすることで計画をスムーズに進めることができますよ!
住まいづくりには避けて通れないポイントのひとつです。
出展:おうちのはなし『住まいづくりにかかる経費』より
2017年12月5日
『住まいづくりにかかる経費』その②
みなさん、こんにちは!
前回、工事費以外にかかる費用についておはなしをしました。
今回もその続きをおはなししていきたいと思います。
前回、工事費以外にかかる費用についておはなしをしました。
今回もその続きをおはなししていきたいと思います。
住まいづくりの経費も条件によって異なります。
比較的まとまった金額が必要となるのは住宅ローンに関わる経費ではないでしょうか。
新築した際の建築物の登記には保存登記や所有権の移転登記を行います。
これらはどのようなケースでも必要とされる登記ですが、住宅ローンが組まれている場合はこれに加えて抵当権の設定登記をする必要があります。
しかもこの登記費用は、住宅ローンの金額によって違います!
プラス金銭消費貸借契約に伴う印紙税を始め、ローンの事務手数料や保証料も…
どちらも申し込むローン会社によって違うものですが、お金のことなので、金利の条件と一緒に経費もしっかり確認しておいた方が良いでしょう。
保証料は連帯保証人を設定すればかかりませんが、昨今では保証料を払うのが一般的になってきてます。
さらに住宅ローンには火災保険と生命保険がセットされていることが通常。
日本では金融機関は生命保険でさらに担保を取っている状態にあります。
通常住宅ローンと一緒に組まれている団体信用生命保険は掛け捨てですが、一般的な生命保険よりも比較的有利な掛け金になってるので、利用してみましょう!
住宅ローンにかかわる費用の中で忘れてはいけない費用…それはつなぎ融資の金利。
なんとなく聞いたことがあるかもしれませんね。
新築住宅の請負工事契約では、費用の支払いは「契約時」「着工時」「中間時」「竣工時」に分けて支払います。
しかし住宅ローンが実行されるのは、竣工して保存登記・抵当権設定登記が終わってからとなります。
そのため住宅ローンを担保としたつなぎの融資が実行されることで支払いが達成されるのです。
それでもまだ返済は始まりません!返済が始まるまでの期間に実行された分の金利が発生するのです。
実際には融資実行の際に減額され、最終精算時に補填をしなければなりません!
残念ながらこんなにいろいろと費用が発生してしまうんですね…
こうした詳細の説明は、あらかじめ知っておいた方がよい、大切な経費の情報です。
その③へつづく…
2017年12月4日
『住まいづくりにかかる経費』その①
こんにちは!
家を建てるということは、人生の中でも最も大きな買い物といってよいのではないでしょうか。
そして何度も経験ができることではないので、勝手も分からないことが多くあると思います。
家を建てるにあたり、間取りのこと、技術のこと、工事のことなど、その範囲も広いのですが、最も不安になるのは…やはりお金のことではないでしょうか?
しかも、費用がかかるのは工事費だけではなく、家を建てるのにも”経費”というものがかかるということをおはなししたいと思います。
家を建てるということは、人生の中でも最も大きな買い物といってよいのではないでしょうか。
そして何度も経験ができることではないので、勝手も分からないことが多くあると思います。
家を建てるにあたり、間取りのこと、技術のこと、工事のことなど、その範囲も広いのですが、最も不安になるのは…やはりお金のことではないでしょうか?
しかも、費用がかかるのは工事費だけではなく、家を建てるのにも”経費”というものがかかるということをおはなししたいと思います。
家を新築するとなればなによりも工事に費用がかかることはわかりますが、工事費だけが住まいづくりにかかる費用ではありません。
各種の税金や保険、さらに申請のための費用などの経費が結構バカにならないのです…。
請負工事を依頼した建設会社に支払うものではない費用も多くあります。
直接工事費ではないものの代表といえば消費税。
10%になることが決定し、何かと現在進行形で話題になっていますよね。
住宅は総額が大きいだけに税額も大きな金額になります。現状の8%でも総額が2000万円であれば160万。
ざっと軽自動車が買えてしまう金額……(- -;
これまでにも金利の変動などの様々な景気の動向以上に、消費税率アップは住宅の着工にかなり大きな影響を与えてきました。
10%になる前の駆け込みもそろそろ始まりそうです。
建物には消費税がかかりますが、消費されないという考えから土地には消費税はかかりません。
他にも、不動産取得税や固定資産税、都市計画税などは、既に税金として納める経費の為、消費税はかかりません。
が、工事費用以外の経費として準備しておく必要があります。
ただし、長期優良住宅などの建設により、軽減措置もありますので上手く活用した方が良いでしょう。
その他に印紙税、建設後に登記をする際にも登録免許税としての納付があります。
一方こうした手続きには司法書士などの業務が必要であり、その経費も発生します。
こうした手数料には消費税がかかってきます。
その②へつづく…